15日、第一財経網は、中国が掲げるシルクロード経済圏構想「一帯一路」沿線国・地域を今年訪れる中国人観光客は2500万人を超え、日韓などを上回る最大の旅行先となる見通しと伝えた。写真はタイ。

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2017年5月15日、第一財経網は、中国が掲げるシルクロード経済圏構想「一帯一路」沿線国・地域を今年訪れる中国人観光客は2500万人を超え、日韓などを上回る最大の旅行先となる見通しと伝えた。

中国の大手旅行サイト・携程(シートリップ)が予測したもので、同社が16年に「一帯一路」沿線国・地域に送り出した観光客の数は延べ1000万人を超えた。前年からの伸び率は72.5%だという。

このほか、16年の中国人観光客の訪問人数を沿線の国・地域ごとに見てみると、最も多かったのはタイの877万人で、以下ベトナム(270万人)、シンガポール(240万人)、マレーシア(200万人)、インドネシア(143万人)、ロシア(107万人)、カンボジア(90万人)、フィリピン(68万人)、アラブ首長国連邦(54万人)、モルディブ(35万人)と続いた。

統計によると、「一帯一路」の範囲内にある約60カ国のうち、20カ国以上が中国人に対してノービザやアライバルビザ発給という緩和措置を実施。観光客を引き付ける理由の一つとして「行きたい時にすぐ行ける」という利便性もあるようだ。業界側では関連商品の開発に力を入れており、受け入れ先となる海外の旅行会社が中国語ガイドの育成に熱を入れたり、これまで日本語、韓国語ガイドとして働いていた人が次々と中国語の勉強を始めるといった動きも出ているという。

なお、日本政府観光局が発表した16年の訪日外国人客は前年比21.8%増の2403万9000人で、中国は国・地域別トップの637万3000人(27.6%増)だった。(翻訳・編集/野谷)