中国メディア・今日頭条はこのほど「おばちゃんは日本に便座を買いに行くが、男性は日本にウイスキーを買いに行く」とする記事を掲載した。少し前に中国で日本の便座ブームが起きたが、世界的に評判の高い日本のウイスキーこそ買って帰るに値するものだ、というのが記事の主張である。(イメージ写真提供:123RF)

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 中国メディア・今日頭条はこのほど「おばちゃんは日本に便座を買いに行くが、男性は日本にウイスキーを買いに行く」とする記事を掲載した。少し前に中国で日本の便座ブームが起きたが、世界的に評判の高い日本のウイスキーこそ買って帰るに値するものだ、というのが記事の主張である。

 記事は、ウイスキー評論家のジム・マレー氏による「ウイスキー・バイブル2015」で日本のウイスキーが世界最高のウイスキーに選ばれ、マレー氏が「豊潤な香りと重厚感、丸みを帯びてしっとりとした口当たり・・・不可思議な天才の作品」と絶賛したと紹介。そのうえで日本のウイスキー開発の歴史について説明した。

 日本のウイスキーの発展には、スコットランドに留学して本場のウイスキー醸造を学び「日本ウイスキーの父」と称された竹鶴政孝氏の存在が不可欠だったとしている。そして、本場の醸造技術を忠実に学んだうえで改良や新技術の開発が進み、懐石料理を想起させるような繊細で柔らかく、豊潤な日本のウイスキーが生まれていったことを伝えた。

 また、日本のウイスキーが成功した秘訣は単に日本人の「匠の精神」のみならず、ウイスキーづくりに適した硬度を持つ良質な水源、熟成に用いられてウイスキーの香りや味をより豊かで複雑にする優れた樽の存在があると説明。日本原産のミズナラを用いた樽が開発され、用いられていることを紹介した。

 記事を読んだ中国のネットユーザーからは「日本の匠の精神が日本式ウイスキーを生み、師匠である欧米を超えたことには、深く考えさせられる」、「そして日本のウイスキーは上質な中身に反して包装が簡素。一方、中国の酒は過剰包装だ」、「日本人は洋酒まですごい物を作っちゃうんだからなあ」といったコメントが寄せられた。

 印象的なのは「ジーンズも、フランス料理も、コーヒーも、一番いいのは日本・・・」という感想。それは、日本がスポンジの如く舶来の文化と技術を吸収し、日本人の研究熱心さと職人気質によってより質の高い物へと昇華させてきた結果の数々なのである。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)