中国の自動車製造業界で「ロボット革命」が起きている。写真は中国の自動車生産ライン。

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2017年5月15日、中国の自動車製造業界で「ロボット革命」が起きている。中国紙・参考消息(電子版)が伝えた。

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米紙ニューヨーク・タイムズによると、米自動車企業フォードが浙江省杭州市に建てた工場では、少なくとも650台の巨大ロボットがSUV車や中型乗用車の骨組みを組み立てているなど、大部分の作業が自動化されている。「この最先端の工場が、中国の製造業の天地をひっくり返すほどの変化を証明している」としたうえで、ゼネラルモーターズ(GM)が上海や武漢に設立した工場をはじめ、ほかのメーカーも同様の動きを見せていることを伝えた。

労働コストが急速に高まったことに加え、一人っ子政策や大学入学者の増加に伴う若年労働者層の減少が起きている中国で競争力を保つには、製造工程の自動化は欠くべからざる要素だという。

フォードの杭州工場では溶接や塗装も基本的にロボットによる自動化が導入されており、1つ1つ全く同じように作業ができるようになったことで品質コントロールのレベルも高まった。塗装セクションでは一部作業がなおも人手によって行われているが、8月にはより多くのロボットを導入し、さらに自動化レベルを高める。

中国では米国のように自動化が失業への憂慮を引き起こすことはない。自動車ニーズの急成長により、より多くの工場と技術者を必要としているからだ。ロボットが650台あるフォードの杭州工場にはなおも2800人の作業員がいる。ほかのメーカーも依然として熟練した作業員を求めている。(翻訳・編集/川尻)