伝統とモダンが融合したキャサリン妃スタイル

普通の女性が王子と結婚してプリンセスになる。童話「シンデレラ」のようなロマンスを実らせたキャサリン妃の結婚式は、5年経った今も世界中の女性の憧れだ。

キャサリン妃の挙式スタイルはひと言で言うと、伝統とモダンの融合。王室の歴史をリスペクトしながら現代女性らしいタッチを随所に取り入れている。ウエディングドレスは王室御用達デザイナーではなく、イギリスの人気ブランド「アレキサンダー・マックイーン」のサラ・バートンにデザインを依頼。イギリスを形成するイングランドやウェールズ、北アイルランド、スコットランドを象徴する花をレース・アップリケにしてドレスにあしらったのは、将来の王妃としての決意表明のはず。またティアラは、エリザベス女王がプリンセス時代に初めて手にしたもので、新米プリンセスらしい選択だ。ブーケもビクトリア女王が愛した花言葉を重視し、さらにはウィリアム王子の名前にちなんだ花を盛り込む茶目っ気を発揮。もちろん身につけるものだけではなく、挙式を行う会場の装飾にも彼女らしさがにじんだ。6本のカエデと2本のシデの樹木が置かれたウェストミンスター寺院内はまるで森の中のような雰囲気となり、教会の荘厳さだけではなく自然の悠久を感じさせるものとなった。ちなみに樹木はチャールズ皇太子宅の庭に植樹されてすくすく生長しているそう。

民間初の王妃となることがほぼ約束されているキャサリン妃。ドレスやブーケに自身の覚悟と国民へのメッセージを秘めた、彼女のチャーミングで凛とした挙式スタイルは永遠に語り継がれるはず。

究極の憧れ! キャサリン妃のウエディング・スタイル解剖

未来の王との結婚だから国家をひとつにするドレス

挙式当日、明らかにされたウエディングドレスのデザイナーは、アレクサンダー・マックーンのサラ・バートン。サテンドレスと王立刺繍学校の学生が手作りしたレースの組み合わせは、クラシックだけどモダンな雰囲気も。“サムシング・ブルー”として青いリボンが内側に縫い込まれたほか、身頃にイギリスとスコットランド、ウェールズと北アイルランドを象徴するバラとアザミ、スイセンとシャムロックのレース・アップリケがあしらわれるなど象徴的な意味が込められていた。 

花言葉がキーワードのグリーン・ブリング

ウェストミンスター寺院内に樹木を装飾し、エシカルな雰囲気を演出した妃はブーケに季節の花を使うことにこだわった。また花言葉も重視し、スズラン=信頼、マートル=希望と愛、ナデシコ(別名スイート・ウィリアム)=勇気、ヒヤシンス=永遠の愛をチョイス。ブーケの盾型は愛に殉じる妃の決意を体現。

愛妻家ジョージ6世がパリのカルティエに特注したティアラ

王家に伝わるティアラのなかからキャサリン妃が選んだのは、「halo tiara」。730個のブリリアンカット・ダイヤモンドと149個のバゲットカット・ダイヤモンドが使われた逸品はジョージ6 世が愛妻のためにカルティエにオーダーした逸品。エリザベス女王が18歳を迎えたときに母親から贈られた由来がある。

スリム体型と女性らしさを際立たせるシンプル・ドレス

ウィリアム王子が主催した2度目の披露宴で妃が身につけたのもサラ・バートンがデザインしたドレス。細身のボディスとたっぷりしたスカートがフェミニンさを際立たせるデザインで、ダイヤモンドを使ったベルトが華奢なウエストを強調する。毛皮でなくアンゴラのボレロを合わせたのも民間出身のプリンセスらしい選択だ。

亡き母親の形見の指輪を最愛の女性に贈った王子

2010 年10月、ケニア旅行中にウィリアム王子がキャサリン妃に贈ったのが12カラットのサファイアを14個のダイヤモンドが取り巻く指輪。故ダイアナ妃が愛用していたガラード製の婚約指輪で、弟ハリー王子と「先に婚約したほうが愛する女性に捧げよう」と約束をしていたもの。

ドレス¥390,000(レンタル価格) ¥720,000(販売価格)/マリア ラブレース

キャサリン妃風のドレスをお探しならこの2着がおすすめ!

グレース・ケリーが着用したウエディングドレスが原型ともいわれているキャサリン妃のドレス。写真上のVネックがキャサリン妃風で、写真下のハイネックはグレースタイプ。 

ドレス¥530,000(販売価格)/クロカンブッシュ

【華麗なるワードローブ】淡い色がベースのときは、頭からつま先まで同系色

ロイヤルアスコットなどでの正装の際にマストな帽子から、美脚をさらに長く見せるスキンベージュのパンプスまで、全身同系色で軽やかにまとめるのがお約束。中央の白レースドレスはドルチェ&ガッバーナ。

【華麗なるワードローブ】清楚さ抜群な配色ネイビー&ホワイト

万人受けする好感度の高いバイカラーづかいもお気に入り。写真上はイエーガー、下はアレキサンダー・マックイーン、足もとはルパート・サンダーソンのネイビーパンプスをヘビロテ。いずれも英国ブランドをご愛用。

【華麗なるワードロープ】“華のあるシックさ”を求められるときは濃色レース

総レースのタイトワンピのときは、シックな色を選択してファンシーすぎぬように。同色クラッチとパンプスで、品よくまとめるのが正解。

【華麗なるワードローブ】ソワレは露出控えめなソフトスレンダー

とにかく露出過多はNG。胸もとの開きや控えめに透けるレベルでとどめるなど配慮がうかがえるソワレ。いずれもジェニー・パッカムのもの。ヘアもダウンかゆるアップで老けた印象を回避。