日本には「金の切れ目は縁の切れ目」という言葉がある。「お金によって作られた関係は、お金が尽きてしまえば崩壊する」という意味だが、しばしば「大切な人間関係を、お金の話で台無しにするな」といった戒めの意味合いで話に持ち出される。いかに親しい間柄でも、いや親しい間柄だからこそ、金銭の貸し借りは慎むべしという戒めだ。(イメージ写真提供:123RF)

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 日本には「金の切れ目は縁の切れ目」という言葉がある。「お金によって作られた関係は、お金が尽きてしまえば崩壊する」という意味だが、しばしば「大切な人間関係を、お金の話で台無しにするな」といった戒めの意味合いで話に持ち出される。いかに親しい間柄でも、いや親しい間柄だからこそ、金銭の貸し借りは慎むべしという戒めだ。

 中国メディア・今日頭条は13日、日本人がお金の貸し借りに対して慎重な考え方を持っていることを紹介する記事を掲載した。「中国人は日常的にお金の貸し借りを行うが、日本人はとても少ない」としたうえで、金銭の貸し借りに対する日本人の考え方について説明している。

 記事は「日本では一般的にお金の貸し借りは行わない。しかし急を要する時には貸し借りすることもある。その際、互いの間で忘れずに返すことをリマインドする」と紹介。多くても少なくても貸し借りした具体的な金額をはっきりさせ、貸した側は速やかに面と向かってあるいはメールで「お金を返して」と呼びかけることは、中国人にとっては実にケチだと感じるとする一方、「でも、相手がお金を返してくれないほうが不愉快だろう。だったらあいまいにしておかない方がいいのだ。それゆえ、日本人はお金の貸し借りについてはより誠実なのである」と解説した。

 また、お金のほかに「自動車を借りる」というテーマについても言及。日本では「クルマと女性は外に貸さない」という不文律があり、友人との間に留まらず、親子や兄弟の間でも自動車の貸し借りを行わないとした。その理由について「日本ではレンタカーが発展している。それに、日本人は他人に迷惑を掛けたがらないという性格ゆえ、特殊な事情がない限り自動車の貸し借りをしないのだ」と説明している。

 自動車の貸し借りについては、自動車保険の適用範囲の問題も大きな要因になっているかもしれない。お金にせよ自動車にせよ、ひとたびトラブルが発生すると当事者に大きな経済的、心理的ダメージが起こりかねない。何事もなければ当然何の問題もないのだが、何かが起きた時に取り返しがつかなくなることを恐れるからこそ、これらの貸し借りには慎重になるのである。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)