ポルシェ、「911」のプラグイン・ハイブリッドが開発中止になったことを公式に認める
今年5月11日、誕生から54年の時を経て、100万台目のポルシェ「911」が生産ラインから送り出された。それを祝うイベントで、「718」と911の開発責任者を務めるアウグスト・アハライトナー氏は、911のプラグインハイブリッド・モデルが開発中止になったことを、自動車雑誌『Car and Driver』によるインタビューで明らかにした。実は、そのプロジェクトが頓挫したのは昨年の遅い時期だったという。どうやら必要な妥協が多すぎることが原因だったようだが、レーシングカー「911 GT3 R ハイブリッド」(写真)の公道バージョンを期待していたファンにとっては残念な知らせである。
ポルシェは昨年、全てのモデルにハイブリッド仕様を設定する意向を明らかにしているので、我々は近く登場する次世代型911に、プラグイン・ハイブリッド・モデルが追加されると予期した。しかし、ハイブリッド・システムの重量やパッケージング、価格の点において、911の名に相応しいをモデルを実現することは不可能だったと思われる。現在は、現行モデルをさらに効率化することに重点を置いているという。

エンスージアストたちからの反発も一因だったのかもしれない。ターボ化への動きですら、未だ多くのポルシェ・ファンに受け入れられているとは言い難い状況だ。そもそもファンの間では、水冷エンジンへ転換したことについても、この20年近くの間、まだ不満が消えていないのである。

By Reese Counts

翻訳:日本映像翻訳アカデミー