トルコ・バトマン県ハサンケイフで、ダム工事による水没危機を回避するため、巨大な台車に載せて移されるされる1100トンもの遺跡(2017年5月12日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】トルコ・バトマン(Batman)県ハサンケイフ(Hasankeyf)で先週末、ダム開発による水没の危険を回避するため、1100トンもの遺跡を巨大な台車に載せて移設させる作業を当局が開始した。

 この遺跡は、15世紀当時、興隆するオスマン(Ottoman)帝国と覇を競い、アナトリア(Anatolia)地方東部とカフカス(Caucasus)地方の大部分を支配した白羊(Ak Koyunlu)朝の有力者ゼイネル・ベイ(Zenyel Bey)の霊廟(れいびょう)とされている。

 その一方で、一部の地元の活動家らは、町の名所が永遠に失われるとの懸念を示すとともに、移設は「文化遺産の破壊という許されない行為であり、地元の人々の人権への侵害でもある」との公開書簡を発表している。
【翻訳編集】AFPBB News