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今年も4Kテレビで各社の大量モデルチェンジがスタート! メーカーごとの今季最新ラインナップから要点をわかりやすく解説します。

有機EL出現のインパクト大!「Android TV」は4K全モデルで採用



ソニー2017年春テレビにおける大きなトピックは、なんといっても有機EL大型モデルの登場。これまで液晶テレビで培ってきたHDR(ハイダイナミックレンジ)や緻密な色再現の技術がつぎこまれた「A1」シリーズ(65V型/55V型)が鮮烈なデビューを飾りました。


4K 有機ELテレビ『ブラビア KJ-65A1』(65V型)。

自発光デバイスの有機ELパネルでは、“現実世界により近い深い黒”の表現が可能。4K映像配信・放送やUltra HDブルーレイに採用されるHDRコンテンツとも相性抜群とあって、今年は各社が4Kテレビの最上位機種に有機ELを採用。まさに高画質競争の目玉技術となっています。

有機ELの「A1」シリーズ以外にも今季ソニーの4Kモデルは充実度満点。ハイレゾ対応の大型スピーカー搭載「X9500E」など、全6シリーズ・15モデルのラインナップが揃いました。



各シリーズ差別化のポイントは、特に高画質化技術(映像エンジン)の種別と、液晶についてはバックライトのエリア制御機能の有無にあります。高画質化技術は「A1」「Z9D」「X9500E」の上位3シリーズが「X1 Extreme」、「X9000E」「X8500E」の中級2シリーズが「HDR X1」を搭載。LEDの発光を部分ごとにコントロールして映像のコントラストを高めるバックライトエリア制御については、「Z9D」「X9500E」「X9000E」の3シリーズがそれぞれ異なる仕組みにより対応しています。



また、ソニー4Kモデルでは以前よりAndroid TVを全機種に採用しているのも大きな特長。文字を打ち込まずに声で検索できるリモコン、スマホに近い操作性などにより多機能を使いやすくまとめています。動画配信サービスなどアプリの将来的な追加にも対応でき、昨年時点ではなかったAmazonプライム・ビデオも現在は標準対応に。「Chromecast」や「Fire TV」のような端末を別途買わなくても、あらかじめ同じような機能がテレビ本体に内蔵されているものと考えればわかりやすいでしょう。

4K液晶も妥協なしの強力布陣。「ブラビア」最新注目モデル



ソニー

ブラビア KJ-55A1(実勢価格:53万9900円)





※写真は65V型(KJ-65A1)のもの

ソニー初の大型有機ELテレビとなる「A1」。最上位の4K高画質化技術「X1 Extreme」を搭載し、液晶のハイエンドモデルと同等、またはそれ以上のポジションに位置するシリーズとなっています。バックライトがいらず徹底的に薄型化できる有機ELテレビの特性を生かし、この「A1」では映像だけが浮かび上がるように見える独自デザインを採用。正面からスタンド類を見えなくした外観、テレビの画面そのものを振動させる音響システム「Acoustic Surface」(アコースティック サーフェス)により、映像・音への没入感を圧倒的なまでに高めています。


有機ELパネルがもたらす、液晶とは別次元の黒の表現力が見どころ。本製品では4K+HDRの最新コンテンツはもちろん、地デジ放送を含むSDR(HDRではない従来ダイナミックレンジ)のコンテンツもHDR相当にアップコンバートして楽しめる。


横から見ると2枚の薄い板が支えあうように構成されており、正面からはスピーカーやスタンドが見えないようになっている。


画面背部のアクチュエーターが振動することで音を出し、スタンドに内蔵されるサブウーファーとともに響きあう「Acoustic Surface」。これにより“映像の中から音が聞こえる”ような音響を実現する。


「ブラビア」では製品中央に配されることが多いSONYロゴも、視界に入る要素を極力少なくした「A1」では本体の左隅に小さく表記されているのみ。

ソニー

ブラビア KJ-55X9500E(実勢価格:43万1900円)





※写真は65V型(KJ-65X9500E)のもの

ハイレゾ対応スピーカーが特長の上位機「X9500E」シリーズ。スピーカー部分の主張が大きかった従来機に比べスリムなデザインに一新し、設置性を高めつつも「ブラビア」随一の高音質を実現しています。画質面も、「X1 Extreme」(高画質エンジン)と「Slim Backlight Drive+」(バックライトエリア制御機能)の組み合わせにより非常にハイレベルな仕上がり。


両サイドのスピーカーは(丸い中央部から順に)ツイーター、ウーファー(磁性流体)、パッシブラジエーターによって構成。さらにサブウーファー(磁性流体)が画面下部のスタンドに収納される。

ソニー

ブラビア KJ-55X9000E(実勢価格:34万5500円)



※写真は65V型(KJ-65X9000E)のもの

今季「ブラビア」のラインナップでは中級に位置するものの、基本性能が高く特にコスパに優れたシリーズが「X9000E」。バックライトエリア制御に対応したものではこちらが最も安価となります。やや小さめの49V型(実勢価格:25万9100円)が用意され、壁掛けもしやすいタイプであることから、サイズ・価格ともに多くの人が選びやすい選択肢。

ソニー「ブラビア」最新4Kラインナップ



A1シリーズ 2017年6月10日発売

<4K有機EL(HDR対応)/4K対応CSチューナー/Acoustic Surface>

【65V型】KJ-65A1 実勢価格:86万3900円

【55V型】KJ-55A1 実勢価格:53万9900円

Z9Dシリーズ 発売中

<4K液晶(HDR・バックライトエリア制御対応)/4K対応CSチューナー>

【100V型】KJ-100Z9D メーカー希望小売価格:756万円(受注生産)

【75V型】KJ-75Z9D 実勢価格:104万7600円

【65V型】KJ-65Z9D 実勢価格:75万5900円

X9500Eシリーズ 2017年6月10日発売

<4K液晶(HDR・バックライトエリア制御対応)/4K対応CSチューナー/ハイレゾ対応スピーカー>

【65V型】KJ-65X9500E 実勢価格:59万3900円

【55V型】KJ-55X9500E 実勢価格:43万1900円

X9000Eシリーズ 2017年6月10日発売

<4K液晶(HDR・バックライトエリア制御対応)/4K対応CSチューナー>

【65V型】KJ-65X9000E 実勢価格:47万5100円

【55V型】KJ-55X9000E 実勢価格:34万5500円

【49V型】KJ-49X9000E 実勢価格:25万9100円

X8500Eシリーズ 2017年6月10日発売

<4K液晶(HDR対応)/4K対応CSチューナー>

【75V型】KJ-75X8500E 実勢価格:64万7900円

【65V型】KJ-65X8500E 実勢価格:39万9500円

【55V型】KJ-55X8500E 実勢価格:30万2300円

X8000Eシリーズ 2017年6月24日発売

<4K液晶(HDR対応)/4K対応CSチューナー>

【49V型】KJ-49X8000E(ブラック/シルバー) 実勢価格:22万6700円

【43V型】KJ-43X8000E(ブラック/シルバー) 実勢価格:18万3500円

※実勢価格(いずれも税込)は2017年5月中旬時点、編集部調べ。

取材・文/柳 雄大

関連サイト



ソニー「ブラビア」Webサイト

ソニーのプレスリリース

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