コメディアンのジューガーリャンさん死去  台湾芸能界の大御所

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(台北 15日 中央社)コメディアンとして舞台、テレビ、映画で幅広く活躍したジューガーリャン(豬哥亮、本名謝友偵)さんが15日午前5時ごろ、大腸がんからの転移による肝不全のため台北市内の病院で死去した。70歳。ジューガーリャンさんはコメディアンとして絶大な人気を博した一方、ギャンブルによる借金や蒸発、家族との不仲などのスキャンダルでも世間を賑わした。

ジューガーリャンさんは日本統治時代の義賊、廖添丁を題材とした舞台で道化役の「豬哥亮」を演じ、一躍人気を得たのをきっかけに30歳を過ぎて芸能界入り。その後キャバレーの司会者として頭角を現し、お茶の間にも進出。アジアの歌姫、テレサ・テンがジューガーリャンさんの番組に出演したこともある。だが、1993年にギャンブルによる借金を背景に失踪。1度は復帰したものの、1999年から2009年まで再び姿をくらました。

復帰後はテレビ番組で司会を務めるほか、映画にも意欲的に出演。主演作は軒並み興行収入1億台湾元(約3億7700万円)を超える大ヒットを記録した。今年の旧正月に公開された「大釣哥」では初めて製作、エグゼクティブプロデューサー、オリジナルストーリーを手掛け、挑戦意欲をみせていた。同作がジューガーリャンさんの遺作となった。

私生活では娘で歌手のシェ・チンイェン(謝金燕)さんとの長年にわたる不仲が報道陣の注目の的になっていたが、今年3月末、和解したことを連名で発表していた。

(鄭景ブン、黄慧敏/編集:名切千絵)