Doctors Me(ドクターズミー)- 1日4杯までならOK!? コーヒーの8つの健康効果【最新研究】

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コーヒーは体に良いのか、悪いのか?諸説あるため、悩まれる方も多いと思います。

ところが先月、コーヒーが体に与える影響について、興味深い最新研究が報告されました。(参考)

今回は松本先生に、コーヒーの最新研究結果の考察と、コーヒーの健康効果や過剰摂取による悪影響について、詳しく解説していただきました。

コーヒーの最新研究とは?


コーヒーは以前から健康効果と危険性が色々と研究されていましたが、2017年4月、2001年から2015年までに発表された研究の総まとめのような研究結果が発表されました。

研究結果


<対象とカフェイン摂取量>
・健康的な大人:400mg
・妊婦:300mg
・青年と子供:2.5mg/kg

上記対象が記載のカフェイン量を摂取しても、以下の悪影響はないと報告されました。
・心臓
・骨とカルシウム
・態度
・成長
・妊娠・出産

考察


日本人と体格の違う人種が含まれた研究であり、一概に言えませんが、日本のコーヒー1杯には130〜140mg程度のカフェインが含まれます。
研究からは、これを健康な大人が1日3〜4杯程度飲むのは特に危険ではないと考えられます。

※参照
sciencedirect

1日に飲んでも良いコーヒーの量


法律では1錠あたり500mg以上のカフェインを含む薬を劇薬に指定しています。

カフェインをどれだけよいか、と言うことには個人差が大きく一概に言えませんが、欧米の研究では250ml、3〜5杯では健康効果が得られ、危険性がないという報告が多いです。

日本ではコーヒー1杯、150ml辺りに130〜140mg程度のカフェインが含まれますので、体重差や劇薬指定なども考えると、やはり日本の量で3〜4杯までが妥当な量と考えられます。

子どもの場合は年齢・体重に左右されますし、妊婦さん、授乳中の人は2杯程度までが妥当でしょう。

コーヒーの健康効果


コーヒーと言えばカフェインが有名ですが、その他にもポリフェノールが含まれており、カフェインとポリフェノールの両方の作用で健康効果が望めます。

老化に対抗


コーヒーは老化や病気に対抗する抗酸化物質が多く、飲み物の中ではもっとも老化に対抗できる飲み物でしょう。ココアや緑茶や紅茶以上に、抗酸化物質が多いのです。

肝障害から守る


コーヒーは肝障害から守る働きもあります。肝臓の血流を改善し、C型肝炎が悪化しにくい、肝ガンの危険性を下げるという報告もあります。

呆け予防効果


脳の血の巡りを良くし、認知機能を上げるという作用があります。呆けの予防になる可能性があります。

体の活動を助ける


カフェインが短距離選手のスピードを上げたり、状態を良くするという報告もあります。 

脂肪燃焼効果


代謝を上げる働きにより、脂肪燃焼効果や脂肪酸を増加させ、皮下脂肪を燃焼する効果があるようです。また、代謝を上げ糖尿病の危険を下げるという報告があります。

集中力向上


集中力が向上し、倦怠感を減らす効果があると言われています。

心臓病予防効果


1日3〜5杯のコーヒー摂取で心臓病の危険が下がるという報告もあります。

喘息を軽減


カフェインには気管支を広げる作用があり、喘息を少し軽くする効果があります(喘息の治療中は薬の作用が強くなるので要注意)。また、片頭痛に効くこともあります。

コーヒーの飲み過ぎによる悪影響


脳神経に作用するので、法律で禁止された薬物ではありませんが、カフェイン過剰によって健康に害を及ぼすことがあります。

副腎疲労


副腎を刺激しすぎて、副腎疲労に陥る可能性があります。そして、不安、イライラ、集中力低下、倦怠感、消化不良などの問題がおきることがあります。

現代社会では多くの人が、何らかの不安や倦怠感などの副腎疲労の症状を経験しており、こうした人には、カフェインは副腎には過剰な刺激を与えるので、ホルモンのバランスを崩す危険性があります。

もっとも心配なのは、コーヒーを飲まないと集中できない、元気が出ない、という副腎疲労の症状がすでにある人です。

自分で健康だと思っていても、すでに健康では無い場合がしばしばあるのが問題です。

依存性


繰り返して飲んでいると、依存性があり、急に止めると頭痛、短気、集中欠如、疲労感、過眠、胃・上半身・関節の痛み、うつ、筋肉痛など離脱症状が生じることがあります。

睡眠の質が低下


脳を興奮させるので、昼以降に飲むと睡眠の質が低下します。

肺がん


喫煙者では肺がんが増えるという報告もあります。

その他、カフェインが多い食べ物・飲み物


■ エナジードリンク
■ 栄養ドリンク
■ ガム
■ コーラ
■ ココア
■ チョコレート
■ 紅茶・ウーロン茶・抹茶・緑茶などのお茶類
■ 風邪薬や痛み止めなど

最後に松本先生から一言


コーヒーは適量であれば健康効果もありますし、健康な人が気持ちよく飲むのは良いと思います。

ただし、コーヒーには農薬が多いことも知られていますので、質の良いコーヒーを楽しんで下さいね。

【監修:医師 松本 明子】
プロフィール)
1968年生まれ、鳥取大学医学部卒業。広島の病院で内科勤務した後、2009年〜海外転出し、アメリカで予防医学を学ぶ。
2013年〜「DNA Diet and Lifestyle遺伝子に沿った食事と生活」という、オンライン健康プログラムにより自然治癒力を最大限に引き延ばす、老化と病気の予防と治療のための健康指導を行っている。