アルコール中毒のリハビリを行うキャラクターに (C) Blood Father LLC, 2015

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 監督作「ハクソー・リッジ」(6月24日公開)の公開も控えるメル・ギブソンが、窮地に陥った娘を救うために奮闘する父親に扮したアクション「ブラッド・ファーザー」の本編映像が、公開された。

 トレーラーハウスでアルコール中毒のリハビリをしながら暮らす元犯罪者ジョン・リンク(ギブソン)の元に、数年前から行方不明になっていた一人娘リディア(エリン・モリアーティ)が助けを求めてくる。ジョンは、ギャングとトラブルを起こし、警察にも、殺し屋にも追われるリディアを守るため、サバイバル術を駆使して敵を迎え撃つ。「アサルト13 要塞警察」のジャン=フランソワ・リシェ監督がメガホンをとり、「ローグ・ワン スター・ウォーズ・ストーリー」のディエゴ・ルナ、「ファーゴ」のウィリアム・H・メイシーが脇を固める。

 公開された映像では、教会の自助グループの集会に参加し、過去の罪を懺悔(ざんげ)するジョンの姿が描かれる。「酒のせいで人間関係はボロボロ。修復不可能だ。断酒したって誰もほめてくれない。娘は行方不明のままで、元妻は口もきかない。昔の仲間と会えば仮釈放は取り消しだ。散々人に迷惑をかけてきた。汚点は消せない」と悲痛な表情で淡々と語り、これまでの人生を悔いている様子が映し出される。ギブソンが、目に悲哀をたたえて孤独な父親になりきっている。ギブソン自身、2006年に飲酒運転で逮捕され、その際の人種差別的発言がキャリアに影を落とした過去があり、ジョンのキャラクターはギブソン自身の経験が少なからず投影されたものと見ることができる。

 「ブラッド・ファーザー」は、「ザ・タウン」のピーター・クレイグと「ストレイト・アウタ・コンプトン」のアンドレア・バーロフが共同で脚本を手がけた。6月3日から全国公開。