ほっぺの「楕円形の毛穴」どうにかしたい... 改善のカギは「たるみ」にあった!
こんにちは。三軒茶屋で女性の為のプライベートオーダーメイドメンテナンス鍼灸院の「アムラス鍼灸」を経営している美月綾乃です。
連載17回目のテーマは「毛穴の広がり、もしかして顔のたるみが原因?」です。
年齢を重ねるにつれて気になってくる部分の1つに「毛穴の開き」があると思います。
毛穴が開いていると化粧のノリも悪く、化粧自体も落ちやすく、そしてテカテカしやすくなります。夕方に化粧直しをすると「全くのらない!」なんてこともあるのでは?
そんな悩ましい毛穴の開きですが、実は乾燥や皮脂からくるものだけでなく、顔のたるみからくるものもあるって知っていましたか?
それは、頬がたるんでくることによって頬あたりにできる、外下向きになった楕円形の毛穴。アムラス鍼灸でも、美容鍼をする際のお悩みで多いのはこの毛穴の開きです。
原因は大きく分けて5つあります。具体的にみていきましょう。
思い当ったら要注意!たるみ毛穴の原因5つ
(1)コラーゲン生成不足
肌のハリを支えているのは真皮層で作られるコラーゲンです。これが生成不足になると、肌の弾力やハリが失われて「たるみ」がでてしまいます。
改善するには、化粧品ではビタミンCが良いとされています。また、美容鍼で真皮層に働きかけ、コラーゲンを生成するのもおすすめ。これにより内側からターンオーバーを促進することができます。
(2)血行不良
身体が冷えやすい人は微細な血管まで血流が行き届きづらくなり、体や顔が修復されにくい状態になってしまいます。そうすると肌に届く栄養も少なくなり、弾力がなくなって、毛穴が開きやすくなります。
改善するには、体を冷やさない生活を心がけること。冷たいものは口にしない、首や足首を冷やさない、タバコを吸わない...などは基本中の基本です。
(3)睡眠不足
睡眠中は成長ホルモンが出て、肌のターンオーバーをスムーズにしてくれます。このターンオーバーが夜にしっかりできているか否かで毛穴の開き方が変わってきます。
成長ホルモンの分泌が盛んになるのは22時〜2時の4時間とされています。22時に寝ることが難しい場合でも、遅くとも24時までには寝る習慣をつけましょう。
(4)偏った食事
私たちの身体を作っているのは、口から入る食事です。加工食品やインスタント食品、お菓子、脂っこい食事などは毛穴を広げる原因となります。
夜は、消化に時間のかかる炭水化物はできる限り控えましょう。積極的に食べたいのはアミノ酸を摂取できる肉魚などのタンパク質、そして、抗酸化ビタミンを摂取できる緑黄色野菜です。同時に摂ることで真皮層のコラーゲン生成につながります。
(5)顔の筋力の低下
加齢で表情筋が硬くなると、重力に勝てずにたるんできてしまい、毛穴はさらに広がりやすくなります。
表情筋を柔らかくするためには美容鍼も即効性がありますが、今回はツボ押しやセルフケアもお伝えしていきますね。
たるみに効果的な簡単ケアは?
●ツボ押し
その1:巨髎(こりょう)
まっすぐ前を向き、黒目からまっすぐ下にひいた線と鼻の下縁から横にひいた線が交わるところで、少し上に向けてツボを押すと響くところ。その圧で押して離してを繰り返します。5秒×10回程度行いましょう。頬のたるみの解消、口角アップにつながります。
その2:下関(げかん)
耳の前下方3センチくらいの部分で、口を開けたときにくぼみができるところ。この部分は噛みしめる筋肉「咬筋」というところなので、少し強めに響く程度に押します。5秒×10回程度行いましょう。
●筋膜マッサージ
頬を片方の手で、きゅっと上にあげます。その状態で頬全体を軽く、気持ちいい程度にタッピングしてください。筋膜が柔らかくなるので、頬の筋肉の硬さが取れてリフトアップしていきます。
●かっさマッサージ
頬の部分を3ラインに分けて、かっさで表情筋マッサージします。
1.鼻筋横から頬を通り耳前まで
2.鼻横から頬を通り耳前まで
3.口横から頬を持ち上げるように耳前まで
顔にクリームなどを塗って滑りやすい状態にし、気持ちいい程度の圧でゆっくり10回程度滑らせてくださいね。かっさはレンゲなどで代用可能です。
毛穴の開きは化粧ノリを悪くしてしまうのはもちろん、年齢が出やすいところの1つ。5分でできる簡単ケアで、5年後10年後でもきめ細かい美肌を手に入れていきましょう!
今回紹介した毛穴開きを解消するアンチエイジング方法、日々の生活習慣の1つとして是非取り入れてみてください。