日本人に会ったことのない中国人は非常に多いが、そうした人びとが住む中国の地方都市でも「日系車」はよく見かける存在だ。中国メディアの今日頭条は6日付で、「中国人はなぜ日系車が好きなのか、中国市場で日系車が売れるのはなぜなのか」と疑問を投げかけ、その理由を考察する記事を掲載した。(イメージ写真提供:123RF)

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 日本人に会ったことのない中国人は非常に多いが、そうした人びとが住む中国の地方都市でも「日系車」はよく見かける存在だ。中国メディアの今日頭条は6日付で、「中国人はなぜ日系車が好きなのか、中国市場で日系車が売れるのはなぜなのか」と疑問を投げかけ、その理由を考察する記事を掲載した。

 記事は、投げかけた疑問に対する答えとして、まず「市場のニーズにぴったり合っている」ことを挙げ、日系メーカーは現時点での中国人の購買力や価値観、審美感と合致した車作りができていると指摘。さらに、中・高級車を製造する中国メーカーが存在しないという市場の「空白部分」に製品を積極的に投入していることも成功要因の1つであると論じた。

 また近年の日系メーカーは市場の変化に即座に対応できているとも指摘、たとえばあるモデルがまだよく売れている状況にあってもニューモデルを投入し、古くなったモデルの生産を停止すると説明、ホンダ・アコードやマツダ・アテンザ、トヨタ・カローラなどにこれが当てはまると説明した。

 さらに日系メーカーはコスト・コントロール能力の高さによって市場競争力を高めているとし、それゆえ日系車はコストパフォーマンスが高くなり、需要に供給が追い付かないことさえ生じるのだと説明した。

 最後に日系車の「ブランドイメージ」について説明、そのイメージには低燃費で経済的、内装がきめ細かく作り込まれている、コストパフォーマンスが高いといったポジティブな内容が多いと指摘し、日系メーカーは消費者がはっきり認識しやすい「鮮明かつ魅力的なブランドイメージ」を作り上げたと指摘、こうした点によって中国市場で日系車は販売台数を伸ばしているのだと論じた。

 記事が最後に指摘している「鮮明なブランドイメージ」は確かに重要な要素の1つだ。数多く存在する車のなかから車を1つだけ選ぶにあたって、中国人消費者にとって分かりやすい魅力を提供していることこそ、反日感情という逆風も物ともせずに好調な販売を維持できるている理由だろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)