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富士通は5月15日、米Cloud Lending Solutionsが開発したレンディング業務とリーシング業務向けSaaS「CLシリーズ」に、同社の技術者による導入支援や、運用をサービスとして付帯したソリューションを販売開始した。

富士通は世界の金融機関の顧客にFinTechを活用したビジネス革新を実現するソリューションを提供するため、2016年7月にCloud Lendingと戦略的パートナーシップに関するMOUを締結。両社はMOUに基づいた協議を進め、今回、Cloud Lendingと国内初となる販売代理店契約を締結した。

CLシリーズは、レンディング業務やリーシング業務に関して、申し込みから審査、契約、回収までの一連の業務プロセスを電子化し、SaaSとして提供するクラウドサービス。

あらかじめ設定したスコアリングモデルを基準に、貸出先の申込情報に対する審査を自動で行い、その審査に基づいた契約締結までのプロセスを管理する「CL Originate」や、契約の種類に応じて貸出先ごとの契約の進捗や貸出金の請求・回収状況を管理する「CL Loan」と「CL Lease」、債権回収の延滞状況を管理する「CL Collections」を提供する。

また、出資者を募って収集した資金を貸し出し、回収した資金を出資者に返済するクラウドファンディング事業に対応する「CL Marketplace」も含めた5つのモジュールで構成されており、必要なモジュールを必要なライセンス数から選択することが可能。

同社は、金融システムの構築実績と金融業務のノウハウを生かし、CLシリーズを顧客のシステム環境に合わせた導入支援や運用など、トータルなサポートを組み合わせて提供する。これにより、オンプレミス環境で構築されている伝統的なレンディング業務、リーシング業務向けシステムを迅速にクラウドシステムへと移行させることができるという。

さらに、FinTechを活用して新たにレンディング業務やリーシング業務に参入する場合でも、高品質な業務システムを短納期かつ低コストで立ち上げることができるとしている。

同社は、今回の日本国内での展開に続き、各国の言語や法律に合わせたローカライゼーションを進め、まずはアジア太平洋地域の顧客向けに新ソリューションを展開し、その後は順次グローバルに提供地域を拡大していく予定だ。

(岩井 健太)