1万円台の低価格Android搭載モバイルプロジェクター「K-MDP2」登場。ただし国内発売未定
東京・江東区の東京ビックサイトにて、2017年4月10日(水)から12日(金)まで開催されていた「2017 Japan IT Week 春」で、ちょっと面白いAndroid搭載小型プロジェクター「K-MDP2」を見つけました。

執筆時点では残念ながら日本国内での販売予定はないとのことですが、Android機一体型プロジェクターとしての機能をひと通り備え、さらに5000mAhバッテリーを搭載しつつも、本体はてのひらサイズで厚さ17.5mmと小型。さらに価格は300台単位で129ドル、会場では1台から150ドルで注文が可能と、同種の製品としては安価なのがポイントです。
▲KEPブースで展示されていたノートPCやタブレット端末

Japan IT Weekは、情報通信関連の国内外約1,600社が出展する、国内では最大規模の商談目的の展示会です。複数の展示会が集まる形で開催されており、分野によって展示会名と会場の区画が分けられている構造。

なかでも「モバイル端末・周辺機器展」では、おもに法人向けのPC、スマートフォン、ウェアラブル端末や、それらの周辺機器が多く展示されています。同展示会は、ODM・OEM向け製品を展示する、中国をはじめとした海外企業の出展が盛んなイベント。そのため、日本国内ではあまり見られない製品が展示されているというわけです。

K-MDP2を展示していたのは、その一角にある「深センKEP技術有限会社(ShenZhen KEP Technology Co., Ltd)」というメーカー。同社は100ドル台からと格安な価格設定ながら、比較的良質なPCやタブレット端末などを扱っていることで、知る人ぞ知る企業です。


▲手のひらサイズの本体。Android機内蔵のため、本体のみでも投影が可能

K-MDP2の解像度はWVGA(854×480ドット)となっており、本体の光源は4.5W、明るさ70ルーメンのLEDを採用しています。スクリーンからは4mまでの距離での投影が可能で、最大157インチまでの投影をサポートします。

OSはAndroid 4.4.2を採用し、独自UIによる操作を可能にしています。また、付属するリモコンやUSBポートを用いたマウスでの操作はもちろん、携帯端末やPCなどを介しての操作も可能です。

CPUはRockchip製のRK3188プロセッサ、RAMは1GB、ROMは8GBを搭載しており、このあたりは必要最低限のスペックとなっています。Wi-Fiは2.4GHzと5GHz帯に対応します。


▲右側面は操作系統が並んだシンプルな仕上がり


▲左側面は各種ポートが配置されている

外部からの映像入力端子としては、HDMIとUSB端子をそれぞれ1ポートずつ備えています。HDMI入力があるため、内蔵のAndroid部を使わず、汎用プロジェクターとしても使用可能です。

また、microSDカードスロットと電源用のmicroUSBポートも装備します。

ユニークなのが電源に関してで、本機は5000mAhの容量を活かして、モバイルバッテリーとしても機能します。プロジェクターとして使わない際も活用できる、一台二役な製品と言えるでしょう。


▲会場は比較的明るく条件が厳しいが、1m程度の距離であれば十二分に視認可能な明るさで投影できる

K-MDP2は、容易に携帯できるサイズながらどこでも大画面を楽しめ、さらに映像配信サービスなども本体のみで視聴できるなど、実用性は十分。価格も安いため、いい意味でオモチャ的な使い方にも最適でしょう。

さて、冒頭で紹介したように、今回の出展はあくまでもB to B向けで、日本市場に投入されることが確定しているわけではありません。しかし、展示されたなかでいくつかの製品は「同社が直接、日本市場で販売する可能性がある」とのコメントも。K-MDP2も、日本の消費者のニーズ次第では、正式に日本で販売される日が来るかもしれません。

こうしたAndroid搭載の小型プロジェクターは日本ではあまり見ない類の製品であるだけに、朗報に期待したいところです。