10日、韓国・ソウルの地下鉄を運行するソウル特別市都市鉄道公社は、今月11日から半年間、地下鉄の35の駅に「goodoc薬局」と名付けたミニ救急箱を設置すると明らかにした。資料写真。

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2017年5月10日、韓国・ソウルの地下鉄を運行するソウル特別市都市鉄道公社は、今月11日から半年間、地下鉄の35の駅に「goodoc(グッドク)薬局」と名付けたミニ救急箱を設置すると明らかにした。韓国・聯合ニュースが伝えた。

光化門(カンファムン)駅、合井(ハプチョン)駅など、駅構内のロッカーに設置された「goodoc薬局」の救急箱を開けると、ばんそうこう、湿布、生理用ナプキン、ティッシュペーパーなどが入っており、誰でも利用できるようにパスワードがロッカーの表面に表示されているという。毎週1回ずつ補充され、物品が足りない場合にはSNSでメッセージを送れば補充される仕組みとのこと。

同公社の関係者は、「急に薬や衛生用品が必要になった市民の役に立てばうれしい。無料サービスなので、必要な市民が利用できるよう協力してほしい」と話している。

利用者の便宜向上を図る取り組みだが、韓国ネットユーザーの反応はいまひとつだ。「そのうち中身がなくなることになる」「いつまで持つかな」「数カ月後にはこんなニュースが出そう『物品が壊され、一部市民が独り占め…』」と切ない結果を予想するコメントや、「韓国人はタダなら何でも持っていく」「良心に欠ける人がまだまだ多い。本当に必要な人だけに使ってほしい」「いい制度だとは思うけど、一部の人たちのせいで本当に必要な人が使えなくなってしまう」と市民意識への不満の声が漏れている。

その他、「駅にはコンビニもあるし、トイレには(衛生用品の)自販機もある。本当に困っている場合以外は買いましょう」と呼び掛けたり、「『良心の傘』や『良心の自転車』(いずれも無料貸し出しのサービス)はみんなどこに行ったのかな?」など、これまでの類似サービスの行く末に言及する声も上がっており、中にはソウル都市鉄道公社を心配して「ソウル地下鉄は毎年赤字続きだっていうのに、なんでこんなことするの?それよりも、緊急時に客が薬を買える自販機を設置したら?」と提案するユーザーもみられた。(翻訳・編集/松村)