全国の自治体注目!エイビットの新作は河川や山岳への利用にオススメな「スマート杭」!?

東京・お台場の東京ビッグサイトにて2017年5月10日(水)から5月12日(金)の3日間、リードエグジビジョンジャパンが主催する13ものIT関連展示会が合同で開催される総合イベント「2017 Japan IT week 春」が開催されました。

今回は第6回IoT/M2M展[春]エリアにて、据え置き型携帯電話端末「イエデンワ」シリーズや形状がハート形の小型PHS電話機「Heart 401AB」などの個性的な端末を数多く世に送り出しているエイビット(ABiT)のブースにてLoRa WAN内蔵の“杭”型端末「スマくい(SUMAKUI)」が展示されていましたので紹介します。

【シンプル機構&内蔵電池駆動で長期間運用OK】


エイビット製のスマくい(設置状態)

スマくいはエイビットが開発した傾斜および振動センサーと低速ながら超低消費電力で駆動する通信規格のLoRa WAN通信モジュールを搭載した杭型のスマートデバイスで、河川や山中の斜面などに埋めて設置・運用します。


頭頂部を残して地面に埋めるため、実際はこんなに大きい

構造としては杭の頭頂部(赤い部分)に各種センサーとLoRa WANモジュール、バッテリーを搭載し、設置場所で雪崩や地滑りなどが発生してセンサーが傾きや大きな振動を感知するとLoRa WANのネットワークを利用して異変が発生したことを通知することができます。


地滑りや雪崩などでスマくいが傾く(写真=左)とすぐにモニターへ情報が転送される(写真=右)



ブース内に展示されていたポップ

前述の通り、河川の土手や山の斜面に設置して、地滑りや雪崩などに対する常時監視を行うことができます。

また、非常に低電力消費で動作するのも特徴で、電池を内蔵した状態で5年間ものあいだ動作し続けることが可能で、この辺りは電池駆動で10年間動作するガス検針機用PHSモジュールなどを開発・販売しているエイビットならではといったところでしょう。

余談ですが、通信部分をLoRa WANからPHSへ置き換えることも技術上できなくはないということです。

【スマくいの構造はシンプル】


スマくいのモジュール部



内部の基盤など

構造は非常にシンプルで、スマくいの赤い部分を開くと1枚の基盤と電池(と接続されたセンサー)のみで本機が構成されているのがわかります。

構造をシンプルにし、超低消費電力で動作するネットワーク接続のLoRa WANで駆動させることで、5年もの長期間の駆動を実現しています。


電池の収納部は防水性と耐衝撃性を考慮したやわらかい素材

説明員によると「すでにテスト運用の話もきており、興味のある自治体や団体があれば声をかけて欲しい」とのこと。全国の大きな土手のある河川や山のある自治体の方々には是非とも注目して欲しい、一般向けではない「自治体向け」のユニークで実用度の高いプロダクトではないでしょうか!

【実用性の高いエイビットのM2M】


ホムテル3GやUSBデータドングルといったコンシューマ向け機器の展示も

スマくいの他にもエイビットブースにはスマート水道検針計や寒冷地などでの命綱となる灯油の残量センサー(残りの灯油の量を離れたところから確認できる)といった我々の生活に寄り添った端末などが多数展示されていました。

M2M展での展示ということもあり、一般ユーザーが利用するスマートフォン(スマホ)やケータイといった機器でなく、生活の下支えや生活インフラに関わる多くの機器を提供している魅力たっぷりなエイビットブースでした。

また、一部の機器などは東京・八王子にあるエイビット本社の展示室にも展示されていますので、興味が沸いた方は一度(事前に連絡をした上で)訪れてみてはいかがでしょうか。

記事執筆:河童丸


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