警告=川崎:ハイネル(19分)、森本(88分)
退場=なし
【MAN OF THE MATCH】阿部浩之(川崎)

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[J1 11節] ジュビロ磐田 0-2 川崎フロンターレ/2017年5月14日/ヤマハ
 
【チーム採点・寸評】
磐田 5
立ち上がりは主導権を握り川又までボールが入ったものの、フィニッシュの手前でミスが続いてしまい、流れを相手に明け渡し失点を喫した。その後は、またもアダイウトン投入まで攻撃の形を作れなかった点は課題か。

【磐田 0-2 川崎PHOTO】阿部の2戦連発弾で川崎が今季初の連勝を飾る!
 
【磐田|採点・寸評】
GK 
21 カミンスキー 6
50分に小林悠のシュートをスーパーセーブで凌いだものの、直後に失点。“カミ”セーブ頼みの時間がここまで長いと……。負担がかかりすぎた。
 
DF 
35 森下 俊 4.5
キックミスが目立ち、リズムを悪くした。小林&阿部のスピードにも苦しみ、カミンスキーとの呼吸が合わずチョン・ソンリョンのアシストで長谷川にゴールを決められた。

3 大井健太郎 5.5
ラインコントロールが細かくいき届き、29分に素早く上がってE・ネットのミドルをブロックするなど、再三にわたり身体を張ってピンチを食い止めた。しかし、ギャップを突いてくる川崎の緩急のある攻撃に、次第にスペースへの進入を許した。
  
41 高橋祥平 5.5
失点の場面は、オフサイドが掛からなかった際も想定し、阿部に付く必要があったか。粘り強く身体を張った守備を見せていただけに、悔やまれる。
 
MF 
5 櫻内 渚 5(71分OUT)
クロスバーを叩く惜しいシュートを放つ。ただ全体的に“あと一歩”という印象のプレー精度を欠く場面が続き途中交代に。

8 ムサエフ 5.5
ボールをよく奪えていた。しかし、この日はミスパスが目立ち、逆襲につなげられず。
 
10 中村俊輔 5.5
59分の直接FKは、チョン・ソンリョンに阻まれる。阿部のゴリゴリしたディフェンスにも苦しんだ。終盤の反撃時にもボールを失ってしまった。
 
11 松浦拓弥 5.5(71分OUT)
小川大との連動した左サイドからの攻撃でチャンスを作り出す。運動量が落ちて交代したものの、結果的に11番がピッチから去ったあと攻撃が停滞した。
 
24 小川大貴  5.5
アグレッシブさは光った。ただしチャンスを作り出せなかったのも事実。失点シーンでは、オフサイドトラップをかけるのに失敗。
40 川辺 駿 5.5
35分のカウンターのチャンスでキックミス。よくスペースに顔を出して起点になっていたが、アタッキングサードで仕事をできなかった。
 
FW 
20 川又堅碁 5
開始直後のGKとの1対1のシュートを決め切れず。その後もポストプレーを確実にこなしてチャンスを作り出した。が、あと一歩をつなげ切れず、ボールを失い続けて、主導権を渡してしまった。
 
交代出場
FW
9 太田吉彰 ―(71分 IN)(77分 OUT)
長谷川の枠内シュートを、スライディングで間一髪クリア。そのプレーで大腿部を痛めて、すぐさま交代に……。
 
FW
15 アダイウトン 6(71分IN)
87分の中村俊のCKに合わせた決定的なヘディングシュートは、DFに阻まれる。その後もフィジカルとスピードを生かしてチャンスメイク。もっとカットインを連発しても面白かったか。
 
DF
2 中村太亮 ―(77分IN)
太田の負傷退場により緊急投入。左足から精度の高いキックを放ったものの、得点につなげられず。
 
監督
名波 浩 5.5 
宮崎が出場停止、小川航がU-20代表のため欠場するなか、一度失った流れを取り戻せなかった。終盤は押し込んでいたようだが、3バックにしてきた川崎の術中にハマった展開とも言えた。

※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。
 
【チーム採点・寸評】
川崎 6.5
阿部を最前線に配置する“ゼロトップ”といえる布陣にした際に先制に成功。その後も、主導権を渡さずチョン・ソンリョン―長谷川とつなぐ縦パス一本で2点目を奪う。個とチームの両面で力の差を見せ付けた。
 

【川崎|採点・寸評】
GKチョン・ソンリョン 7
立ち上がりの川又との1対1を止めて流れに乗る。終盤の猛攻にも、ゴール前で大きな壁となって立ちはだかった。韓国時代を含め自身2度目のアシストを記録!
 
DF
17 武岡優斗6.5
小川大と松浦に数的優位を作られた前半は守備に追われたもののしっかり対応。何度か高い位置にポジションを取りチャンスメイクした。
 
23 エドゥアルド 6
立ち上がりに川又に振り切られ決定機を与えた。その後も磐田の20番に確実に起点を作られたものの、徐々に修正を図る。40分に決定的なスルーパスをクリアするなど、次第に読みが冴えた。
 
5 谷口彰悟 6
20分、セットプレーに合わせて惜しいヘディングシュートを放つ。時間が経つとともに駆け引きでも主導権を握り、無失点に抑え込んだ。
 
7 車屋紳太郎 6
状況に応じて前線に繰り出して起点になる。そのアクションに磐田も混乱していた印象。
 
MF
10 大島僚太 7
密集地帯でボールを失わず、前を向いてパスを通した。磐田のボランチに入った川辺やムサエフよりも、ワンランク上のプレーを見せ続けた。
 
21 エドゥアルド・ネット 6.5
パワーを生かしたオーバーラップからビッグチャンスにつなげる。縦への推進力を与え、それがボディブローのようにジワジワとダメージを与えた。
 
22 ハイネル 5(HT OUT)
磐田の素早いプレスに苦しみ、前を向いて仕事ができず。周囲とも呼吸が合わずに前半で交代になった。
 
14 中村憲剛 6
前半は低い位置で我慢するようにボールをさばいていた。しかし後半、大島とのワンツーによるコンビネーションで先制点の起点になる。攻撃に移った際、中村俊よりも“危険なエリア”でプレーしていた。
 
8 阿部浩之 7.5 MAN OF THE MATCH
「今日は阿部ちゃんがすべて」と中村憲が語るほど、抜群の存在感を放つ。最前線に入った際に先制ゴールを決め、その後は再びサイドでプレッシングを怠らず守備に奔走した。

FW
11 小林 悠 6.5
50分の決定的なシュートはカミンスキーのスーパーセーブに阻まれるなど、決め切れずにいたが、中村憲との連係から阿部の先制弾をアシスト。神出鬼没な動きで、磐田守備陣にできたスペースを巧みに突いた。
 
交代出場
FW
16 長谷川竜也 6.5(HT IN)
チョン・ソンリョンのロングキックに抜け出し、技ありループシュートで試合を決めるゴールを叩き込む。

DF
3 奈良竜樹 ―(77分IN)
最後は3バックにして、相手をハメ込み無失点に抑え込む。力強い守備で貢献した。
 
FW
9 森本貴幸 ―(78分IN)
磐田のDFとMFの間でボールを受け、高い技術も見せつけて、時間を作り勝利に導いた。途中出場のFWのクオリティが、川崎は高かった……。
 
監督
鬼木 達 6.5
ポジションやシステムの変更が上手くハマった。決定機を作られた守備面は課題だが、紙一重のあらゆる攻防で上回って手堅く勝利できたところに“強さ”が感じられた。
 

取材・文:塚越 始(サッカーダイジェスト編集部)

※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。