4月下旬、2人の若い中国人女性が相次いで日本人の急病人に応急処置を施した。彼女たちの的確かつ冷静な判断と処置によりいずれの日本人も大事には至らなかった。中国メディア・今日頭条は11日、日本のネットユーザーから感謝と賞賛の声が寄せられていることを伝えた。(イメージ写真提供:123RF)

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 4月下旬、2人の若い中国人女性が相次いで日本人の急病人に応急処置を施した。彼女たちの的確かつ冷静な判断と処置によりいずれの日本人も大事には至らなかった。中国メディア・今日頭条は11日、日本のネットユーザーから感謝と賞賛の声が寄せられていることを伝えた。

 記事は「わずか1週間の間に、2人の中国人女性が異なる場所で2人の日本の急病人を救助した」として、それぞれのエピソードを紹介。まず、4月20日に東京・浅草で旅行に来ていた河南省の女性看護師・任双双さんが、てんかんの発作で意識を失って倒れた日本人の女子中学生に応急処置を施したことを伝えた。女子中学生は泡を吹いて倒れたが、任さんの処置により意識を回復したという。

 続いて、4月23日に遼寧省出身で日本に医学留学中である24歳の女性が、乗っていた青島発北京行きの中国東方航空535便上で倒れた73歳の日本人の救助を行ったことを紹介。女性は血圧と脈拍、体温を測ったうえで低血糖の疑いがあると判断、砂糖水などを与えて状況を好転させたという。

 記事は、応急処置を施した中国人女性2人に対して、日本のネットユーザーから「こういう素敵な話こそどんどん広まって欲しい」、「旅行先で冷静な対応ができるのはすごい」、「素直にありがとうと言いたい」といった賞賛コメントが相次いだことを伝えた。そして「どこでも唾を吐いて中国人全体のイメージを貶める人がいる一方で、一個人の善行も中国人全体のイメージを大きく高めるのだ」と評している。

 目の前で人が倒れていれば、救いの手を差し伸べようとするのが医療を志す者の基本姿勢と言えるだろう。そこに日本人、中国人というのは関係ない。彼女たちは決して「中国のイメージを良くしよう」と考えて行動を起こしたわけではあるまい。記事のコメント欄に「日本に行ったことが第1の誤り、日本人を救ったことが第2の誤り」などと書き込むネットユーザーがいるのは寂しい限りだ。そしてこのコメントに多くの賛同が付いていることにも更なる虚しさを禁じ得ない。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)