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お酒好きにおすすめの「工場見学」。これまで、ビール工場や日本酒の酒蔵見学を紹介してきましたが、今回は大人な雰囲気が漂うワイン&ウイスキー編です。都内から日帰りで行ける無料スポットをまとめたので、ワイン・ウイスキー好きは要チェック!

ここはワイン天国? 40種を無料試飲!

まずは、ワイナリーから紹介します。

なんとなくワインは好きだけど、自分の好みはイマイチ把握していないという人におすすめなのが、「マンズワイン 勝沼ワイナリー」(山梨県甲州市)。ワインの生産量日本一を誇る山梨県の中でも、最大級のワイナリーです。

ここでは、実際に使われているタンクなどを見ながらワインの製造過程を学べます。フランスで昔使われていたブドウの圧搾機などがみられる資料展示室も見どころ。ワインがより身近に感じられそうです。1番のお楽しみは、見学のあとの試飲。40種以上のワインと果汁を無料で試すことができます。自分好みのワインを見つけるにはうってつけのワイナリーです。

JR東中央本線「塩山駅」から車で5分ほどのところにあります。「新宿駅」からなら「塩山駅」まで特急かいじで1時間30分ほど。年末年始や定休日以外は毎日見学が可能です。受付時間は9時から11時30分と13時から15時30分まで。

2軒目に紹介する「ロリアンワイン 白百合醸造」も、同じく山梨県甲州市にあります。こちらは漫画「美味しんぼ」や「神の雫」でも紹介された「勝沼甲州」が有名なワイナリーで、ここでも工場見学と試飲が無料で体験できます。ブドウ畑からビン詰めまで丁寧に案内してくれるので、ワインについて知りたいことがあれば聞いてみましょう。

また、こちらのワイナリーでは、8月上旬から10月上旬の期間限定でブドウを足で踏んで砕く「ブドウ踏み」も体験可能。破砕機の無かった時代に行われていた工程で、現在もヨーロッパではブドウの豊作を願う風物詩として行われています。こちらは有料(850円)で事前予約が必要ですが、なかなかできない体験なので、やってみる価値はありそうです。

JR東中央本線「山梨市駅」から車で10分ほど。「新宿駅」からは「山梨市駅」までは特急かいじで約1時間30分です。

ウイスキー派におすすめのツアー

続いてウイスキー好きにおすすめの蒸留所見学ツアーを紹介します。

無料で見学できるウイスキー蒸留所には、静岡県御殿場市の「キリンディスティラリー 富士御殿場蒸溜所」があります。製造工程の見学を通じて「キリンウイスキー 富士山麓 樽熟原酒50°」のこだわりやおいしさの秘密が実感できるツアーです。ここでは、銅製のポットスチル(蒸溜釜)に触れることができるほか、ツアーの最後には「富士山麓 樽熟原酒50°」の試飲が待っています。

月曜日や年末年始を除いて毎日見学可能。ウェブまたは電話での事前予約が必要です。

このほか、有料(1000円)にはなりますが、山梨県北杜市にある「サントリー白州蒸溜所」でも見学ツアーが実施されています。木桶の発酵槽やさまざまな蒸溜釜をはじめ、ウイスキーの香りが漂う貯蔵庫など、臨場感のあるウイスキー製造工程を楽しみながら見られます。ツアーの後は「白州」や非売品のモルトウイスキー原酒のテイスティングも。なかなか飲めないウイスキーを飲めるチャンスです。

見学は年末年始や工場休業日以外、毎日実施。こちらもウェブまたは電話での事前予約が必要です。

今回紹介したワイナリーや蒸留所は、東京からも日帰りでアクセス可能なエリアなので、大人の小旅行におすすめ。ワイン&ウイスキー好きは是非チャレンジしてみて。