老人ホームの入居費用、準備している?しっかり準備派の声を紹介

写真拡大

昨年、近所に大型のマンションが建った。「シニア向け分譲マンション」と呼ばれるタイプの住宅で、建物内にレストランやレクリエーション施設があったり、緊急時のケア体制が万全だったりと、お年寄りにとって安心なシステムが特徴である。外から見ているだけだが、非常に快適そうな雰囲気で、筆者もゆくゆくはあんなところに住みたいと思ったのだが、今筆者が住んでいる部屋の倍近い価格だと聞いてぼう然とした。快適に老後を過ごすには相当なお金が必要なのか……。

以前、教えて!gooウォッチ編集部から「教えて!goo」に、「将来、自分は老人ホームに入ると思う?そのために必要な資金の準備はしている?」というお題を出させてもらった。そこに寄せられた回答の中から、みなさんの老後に対する考えを見ていきたいと思う。

■想像以上にシビアな現実が

老後のことを考えていて、その準備も進めているという回答が多く、なんの準備もしていない筆者にとっては身の引き締まる思いだった。

「いずれ、夫婦のどちらかが認知症や身体の不自由などで介護が必要になり、老老介護となった場合、子供の世話になるつもりはないので、老人ホームなどの施設居住が当然と考えています。そして、老人ホームなどの施設居住を前提に、老後の資金計画も立てています」(kattun175さん)、「一応準備はしてあります。(中略)健康なうちに、60代後半とか70才位から?、夫(もちろん健在です)と一緒に24時間対応の介護つき有料マンション(老人ホーム)にと、考えています」(privatehourさん)など、みなさんかなり具体的に将来をイメージしているようだ。

「定年後に夫婦二人が暮らすのには、思いっきり倹約しても8千万円、ちょっとゆとりのある生活をすれば1億5千万円は要る、と言われています(これには将来もらえるであろう年金も含めてです)。資金面ではそれだけの準備が必要です」(isoworldさん)というコメントを見ると、相当前から老後のための貯蓄をしておかないと厳しい未来が待っていそうである。

「亡父が独居状態だった時、近くに住まわせようと思って『分譲型』の高齢者向けマンションを買いました。(中略)分譲型なので父の没後は私が相続し、今は身内に賃貸しています」(big_sis_rieさん)のように、家族や親戚で同じシニア向け分譲マンションを利用しているというケースも非常に参考になった。

■資金だけではなく健康であることも重要

また、先ほどコメントを紹介させてもらったisoworldさんは「付け加えて言えば、なるべく健康であることが非常に重要です。そのために私たち夫婦はスポーツジムに通い(もう10年にはなります)、そういう意味での老後の準備は進めつつあります」とも書いており、確かに、資金面だけでなく、健康面に関する準備も重要だと感じた。介護が必要な状態が長く続けばさらなる費用が必要となるのは当然のことだ。

もちろん、「今のところ自分がホームに入ることはイメージできないし、そうねぇ、お金多分ないなぁ」(Lescaultさん)、「心理的にはしていますが、本当に貯まるか微妙というのが本音」(Daisuke1976さん)のように、現実的な準備がまだしていないという方の意見もあり、みんながみんな老後を見据えた生活設計をしているわけではない。しかし、高齢化社会の到来が叫ばれる時代だからこそ、よりシビアな未来を想像しておく必要がありそうだ。

教えて!gooウォッチでは、保険アドバイザーの堀池泰氏に「一生独身の人に必要となる老後資金」について試算してもらっている。ゴール金額を設定し、算出されたその金額とは……。結果はこちらの記事で明らかになっているので、気になる方はチェックしてみよう。

教えて!goo スタッフ(Oshiete Staff)