イスラム教はなぜ豚を食べない?

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イスラム教徒は豚を食べることが禁忌となっています。これはなぜなのでしょうか。諸説ある理由を考えてみましょう。

伝染病をふせぐため

豚肉は日本で食べる場合でもよく火を通して食べるようにいわれる食品です。豚肉は細菌などが繁殖しやすいため、それを食べると病気になったり、あるいは最悪の場合には死に至ることもあります。そのため、合理的な理由として豚を禁忌とした説があります。

豚は不浄な食べ物?

さらにイスラムでは豚は不浄な食べ物としても扱われていた説があります。豚は繁殖力が高いため、それを食べた人も同じように、欲望におぼれてしまうというものです。確かに宗教の教えとしては、そうした理由もあるかもしれないと思わせます。さらに豚にはクビがないため、苦しまずに解体することができないためハラル(イスラム法の教え)にひっかかってしまうという考え方もあります。

おいしいから?

さらに別の理由で豚肉は非常においしい食べ物です。そのため、貧しい人たちへの配慮などから、豚肉はぜいたくな品とされ、禁忌となった説があります。このように豚の禁忌には複数の説があり、それぞれの理由が複合してできあがったともいえるかもしれません。食べ物の由来にはその土地や宗教に根ざした理由があることもわかるでしょう。