職場の平等、実現への第一歩は女性が「自分を大事に」すること

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「自分以外の」誰かの世話をするということにおいて、多くの女性たちには驚くほど高い能力がある。これは非常に興味深いことだ。

年齢や職場での立場に関わらずどの女性にも、同僚を助けるために残業をして、スポーツジムに行くことを諦めた経験があるだろう。女性たちは誰に助けを求めることもなくいくつもの家事をこなし、疲れ切ってベッドに潜り込んでいる。そして、家族の健康のために、休むことなく世話を焼いている。

一方で、そうした女性たちは自分の健康や幸せのことを、すっかり忘れてしまう。だが、そこにある皮肉な状況について、考えてみることが重要だ。女性たちのこうした行動がうまく機能するのは、まず本人が自分を大切にしているときだけなのだ。

考えてみてほしい。自分の具合が悪ければ、子どもの世話をすることができるだろうか?リラックスする時間を取ることができなかったら、後ろ向きの考えを捨てることができるだろうか?自分自身の重労働に対して自分で報いてあげることは、健康的なことなのだ。

「どこにでもいて、何でもしなければならない」というプレッシャーがあったとしても、自分自身がいま何を必要としているかに注意を払うことで、私たちは自分が何かに「根付いている」という感覚を得ることができる。例えば、同性の友人たちとおしゃべりをしたり、面白いと思えるテレビ番組を見たりする時間を取ることでも、最高の状態の自分を取り戻すことができるはずだ。

そうしたわずかな時間が、私たちのストレスを解消し、物事を大局的に見ることを可能にし、仕事に力を入れるために必要なエネルギーを与えてくれる。

他のことよりまず自分を大切にしてあげる時間を取るために、必要なのは次の4つのことだ。

1. 「自分勝手なことをしている」と思わない

多くの女性たちが、自分のために時間を使い、リラックスする時間を取ろうとすることに罪悪感を持つという。だが、そうすることは自分勝手なことではない。賢明な行動を取っているということだ。自分自身の中に喜びと幸福感を見出すことができなければ、自分自身を最高の状態に置くことはできない。

2. 「優先順位を付ければ、全て実行可能だ」と理解する

女性たちの多くは、自分自身の世話をしてあげる必要性を理解している。だが、それを実践するための時間がないと考えている。この問題を解消するための方法の一つは、「やることリスト」の一番目に、それを挙げておくことだ。後回しにできるものを見つけて時間を作り、自分を幸せな気分にするための時間と置き換えるのだ。

3. 「いつでも心身ともに健康でいられる」と過信しない

体調が悪いなら、無理して仕事に行くよりも自宅にいて休むべきだ。回復するために休んだ方が、その後何日も普段の半分のスピードでしか物事をこなせない状態が続くより、結果的には効率的だからだ。悪くすれば、自分に無理を強いたことで燃え尽きてしまうかもしれない。

4. 「職場環境を自ら変える」ための行動を取る

私たちは誰でも、より良い、より健全な働き方をしたいと思っている。だが、それを実現できることはほとんどない。まずは、ワークライフバランスを実現したことが良い結果につながる職場の文化を築くのだと、あなた自身が決意し、実行することだ。そのためには、例えば今年の有給休暇を全て消化するなど、自分で前例を作ることだ。

ある調査では働く人たちの80%が、上司が有休の取得を支持し、奨励していると確信できれば休みを取ると答えている。部下がいるあなたが「有言実行」で休暇を取れば、それが部下たちのためになるだろう。職場の平等の実現は、まずは自分自身を大切にすることから始まるのだということを忘れてはならない。