テニス、マドリード・オープン、女子シングルス決勝。優勝を飾り、トロフィーを手にポーズをとるシモナ・ハレプ(2017年5月13日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】テニス、マドリード・オープン(Mutua Madrid Open 2017)は13日、女子シングルス決勝が行われ、大会第3シードのシモナ・ハレプ(Simona Halep、ルーマニア)が7-5、6-7(5-7)、6-2で第14シードのクリスティーナ・ムラデノビッチ(Kristina Mladenovic、フランス)を下し、大会連覇を果たした。

 ハレプは、ゲームカウントを4-5とされながらもブレークを奪って逆転で第1セットを先取したものの、好調のムラデノビッチはタイブレークの末に第2セットを奪い返した。

 しかし、疲れの見えたムラデノビッチに対し、第3セットの主導権を奪ったハレプは約3時間に及ぶ熱戦を制してツアー通算15勝目を手にしている。この勝利でハレプは世界ランクを4位に上げることになっている。

 一方で女子テニス協会(WTA)は、表彰式でイリ・ナスターゼ(Ilie Nastase)氏がトロフィー授与役を務めたことについて、「無責任で歓迎しがたい」と批判の声を挙げた。

 女子の国別対抗戦フェドカップ(Fed Cup)のルーマニア代表監督であるナスターゼ氏は、先月行われた英国戦で相手選手や指揮官、さらに審判や記者に対して暴言を連発し、退席処分を受けるとともに全仏オープンテニス(French Open 2017)とウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2017)で出入り禁止となった。

 ナスターゼ氏は大会のオーナーを務めるイオン・ティリアク(Ion Tiriac)氏と現役時代にダブルスでコンビを組んでおり、表彰式では同胞のハレプを祝福した。

 これを受けWTAのスティーブ・シモン(Steve Simon)最高経営責任者(CEO)は、「今日、コート上に彼のいる場所はなかった。彼は以前の攻撃的な振る舞いから現在は国際テニス連盟(ITF)によって暫定の活動停止処分を受けている。マドリード・オープンが彼に公式の役割を与えたことは無責任で歓迎しがたい」とコメントした。

 しかしながらハレプは「イリ、来てくれてありがとう。あなたはすべての試合で私を支えてくれました」とナスターゼ氏に感謝の意を述べた。
【翻訳編集】AFPBB News