米首都ワシントンのホワイトハウスで開かれた母の日のイベントに参加するドナルド・トランプ米大統領(左、2017年5月12日撮影)と、連邦議会議事堂での公聴会に出席するジェームズ・コミーFBI長官(肩書は当時、2017年3月20日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領は13日、米連邦捜査局(FBI)のジェームズ・コミー(James Comey)前長官の後任を速やかに決定するよう動く方針を明らかにした。首都ワシントン(Washington D.C.)は今も、トランプ氏が9日に突然コミー長官を解任したことによる衝撃波に包まれている。

 トランプ大統領によるコミー前長官の解任と、解任理由が二転三転したことから、同政権のトラブルは深まりつつある。しかし同国のメディアは、13日にも同政権が次期FBI長官候補者数人の面接を行うと報道した。

 トランプ大統領は、福音主義キリスト教系のリバティ大学(Liberty University)卒業式で演説を行うため、バージニア(Virginia)州南部に向かうエアフォース・ワン(大統領専用機、Air Force One)機内で、「私たち(トランプ政権)は迅速な決断を下すことが可能だ」と記者陣に対し語った。

 ホワイトハウス(White House)はこれまで、コミー前長官の後任決定に関するスケジュールを発表していない。

 トランプ大統領は、19日に初外遊でサウジアラビアに向かう以前に新長官が決定される可能性があるかどうか尋ねられると、「その可能性もあるだろう。その(新長官決定)プロセスは速やかに進められるはずだ」と述べ、「彼ら(新長官候補)は、これまで何度も入念に吟味されてきた人々」「よく名が知られ、高い評価を受けている有能な人物ばかりだ」と述べ、「我々はFBI長官としてそのような人物を求めている」と付け加えた。

 米紙ニューヨーク・タイムズ(New York Times)は情報を知る当局者の話として、ジェフ・セッションズ(Jeff Sessions)米司法長官とロッド・ローゼンスタイン(Rod Rosenstein)司法副長官が13日、アンドリュー・マッケイブ(Andrew McCabe)FBI長官代行と、テキサス州選出のジョン・コーニン(John Cornyn)上院議員、元連邦検察官マイケル・ガルシア(Michael Garcia)氏、元司法次官補アリス・フィッシャー(Alice Fisher)氏との面接を行う予定だと報道している。

 また米フォックス・ニュース(Fox News)によると、セッションズ司法長官とローゼンスタイン司法副長官は、バージニア州リッチモンド(Richmond)にあるFBIのアダム・リー(Adam Lee)支局長と会う可能性もあるという。

 昨年の大統領選期間中のトランプ氏陣営とロシアの共謀疑惑捜査を指揮していたコミー前長官の解任により、トランプ大統領は激しい批判にさらされており、ホワイトハウスの影響下にない独立した存在であるべきとされるFBI新長官の選択は徹底的に検証されるとみられている。
【翻訳編集】AFPBB News