10日、韓国メディアによると、昨今の韓国の人気テレビ番組の影響から、海外で韓流食堂の開業ブームが巻き起こっているという。写真はビビンパなど韓国料理。

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2017年5月10日、韓国経済新聞はこのほど、韓国の人気テレビ番組の影響から、海外で韓流食堂の開業ブームが巻き起こっていると伝えた。

韓国では最近、ベテラン女優ユン・ヨジョンらがインドネシア・バリ近隣の島に「YOUN’S KITCHEN」という小さな食堂を運営するストーリーを描いたバラエティー番組「ユン食堂」が人気を呼んでいる。この人気を受け、インドネシアでは韓国料理店の開業ブームが起こっており、流通業界の関係者には「インドネシアで韓国料理の材料の供給を受けたい」という問い合わせが急増したという。

韓流ブームを利用した海外での韓国料理店開業の熱気も高まっている。定年退職を控えた会社員のチョンさん(58)は、2年前からタイ・バンコクで韓国料理店を開く準備をしているそうで、「2年前には『海外で韓国料理の店を開きたい』と言っても冗談だと思われてしまったが、最近は周りでも積極的に海外での開業を考える人が増えた」と話す。

実際、海外での韓国料理店の数はここ数年で急増している。今月初めの農林畜産食品部と韓国料理財団の調査によると、海外12の主要都市・地域(北京、上海、重慶、香港、台湾、ジャカルタ、ホーチミン、シンガポール、バンコク、ニューヨーク、ロサンゼルス、東京)の韓国料理店は、2014年の5368店から昨年は7829店と、2年間で46%も増えたことが分かった。

それに伴い、現地の「開業ブローカー」も増加している。外国人はビザの取得が困難なため、現地で同業者やブローカーを探すことになるが、相談料の持ち逃げなど被害が相次いでいるという。

この報道に、韓国のネットユーザーからは「『ユン食堂』は1日に20皿売って大喜びで店じまいする『ショー』であって、生活がかかってたらとっくにつぶれてるんじゃない?」「編集がうまいから客が多そうに見えるだけ。実際は店の維持も難しいだろう」とテレビと現実を冷静に見つめるコメントや、飲食店経営の経験者などから「周りからは簡単そうに見えるかもしれないけど、思ったよりお金もかかるし失敗する確率も高い」「『私も私も!』と皆が集まれば身を滅ぼしかねない。しっかり計画を立ててから行くべき。成功を祈る」といったアドバイスが寄せられている。

その他、「海外では(同じ)韓国人に気を付けなければならない」「海外に出たら気を付けること。一つ目は近づいてくる韓国人。二つ目は様子を見守る韓国人。三つ目は遠くにいる韓国人。そして最後は大使館」「詐欺100%!。東南アジアの人たちを信じては駄目。知人も詐欺に引っ掛かった」「開業するお金があるなら韓国で開いた方がいい。東南アジアの人は自国民には優しいけど、外国人は賄賂も必要だし大変」と詐欺の実態をにおわすコメントも多く寄せられた。(翻訳・編集/松村)