ガンを克服したキャサリン・オキーフ・カナボスさん。ベストセラー「Surviving Cancerland」の著者であり、夢分析の専門家でもある (Photo courtesy of Kathleen O'Keefe-Kanavos)

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 当たるも八卦、当たらぬも八卦。夢占いに科学的な根拠はないが、身体のどこかに病気がある時、教えてくれるという説がある。米国在住のキャサリン・オキーフ・カナボスさん(Kathleen O’Keefe-Kanavos )は、夢に出てくるお告げによってガンを克服したと話す。彼女は著書『Surviving Cancerland: Intuitive Aspects of Healing』で自分の体験を綴り、2014年に国際ブックアワードを受賞した。

 修道士が夢で教えてくれた

 数年前、彼女は行きつけの病院で定期健診を受け、すべて「正常」という結果をもらった。しかし、その結果を持ち帰った夜、彼女は非常に鮮明な夢を見る。

「夢を見ていると、突然、その場面が凍りつきました。そして、コンピュータのスクリーンに出てくるような、ポップアップ・ウィンドウが現れるのです」

 彼女によると、そのポップアップ・ウィンドウが扉に代わり、その中からフランシスコ会の修道士のような男が出てきたという。修道士は彼女に乳がんがあると告げ、医師の所へ戻って再検査を受けるよう促した。

 次の日、怪訝な表情の医師を説得し、キャサリンさんはもう一度マンモグラフィーと血液検査を受けた。しかし、その結果は再度、「異常なし」。

 その後、彼女は4回も同じ夢を見た。夢の中で、「医師は信じてくれない」と泣きさけぶ彼女に対し、修道士は小さな白い羽を渡した。「医師の元を訪れなさい。彼と議論になったら、この羽を剣だと思い、これを使って防御するのです。自分が必要とする検査を受けさせてくれといいなさい」

 次の日、医師の元を訪れたキャサリンさんは、検査のために手術をしてほしいと懇願した。彼女の必死の形相に気圧された医師は、一週間後、手術を行った。その結果、ステージ2の悪性の乳がんが見つかった。すぐに化学療法を行い、キャサリンさんはガンを克服した。

 ガンが再発

 それから5年後、マンモグラフィーの再検査を受けた夜に、彼女はおぞましい夢を見た。夢に出てきた修道士たちはマンモグラフィーの検査結果を手に持っていたが、すぐに彼らはサーカスに出てくるピエロのような格好になり、お腹をかかえて大笑いしたという。すぐに、彼女は飛び起きた。彼女の頭をよぎったのは、ガンが再発していること、またマンモグラフィーではだめだということだった。

 「MRIの検査をしてください」

 マンモグラフィーの値が正常だった彼女は断られたが、医師を説得し、MRIの検査を受けた。すると、ステージ4の乳ガンが見つかった。

 その後、キャサリンさんは再び、例の夢によってもう片方の乳房にもガンがあることを知った。ニューヨークへ飛び、再検査を受けた。彼女の予想通りガンが見つかり、両乳房切除の手術を受けた。

 なぜ、マンモグラフィーでガンが見つからなかったのか。キャサリンさんの医師によると、マンモグラフィーは受診した女性の30%には効果がないという。また、病院によってはマンモグラフィーに巨額の投資をしているため、すべての患者にマンモグラフィーを勧めるケースが多いという。

 

夢に大切なメッセージが含まれている可能性もある (mangojuicy/iStock)

 夢を否定しないで

 キャサリンさんによると、古代エジプトやギリシャでは、患者が司祭の元を訪れ、スピリチュアル・ガイドや守護天使に夢でお告げを下さるよう祈ったという。患者たちが夢で得たメッセージを手がかりに、医師たちが病気の原因を探ることも行われていた。一方、現代の医学は、目に見える症状ばかりに注目し、科学の力を過信しているとキャサリンさんは話す。彼女は、修道士と出会った空間を「覚醒と睡眠の間に存在する領域」と呼び、その場所にこそ、その人を助ける多くの智慧が眠っていると話している。

(翻訳編集・郭丹丹)