11日、今年1〜3月期の韓国の旅行収支が2007年以来10年ぶりに最大の赤字を記録したとの報道に、韓国のネットユーザーからさまざまなコメントが寄せられている。写真は韓国・仁川国際空港。

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2017年5月11日、韓国・聯合ニュースによると、今年1〜3月期の韓国の旅行収支が2007年以来10年ぶりに最大の赤字を記録した。

観光業界や韓国銀行(中央銀行)などによると、今年1〜3期の訪韓外国人観光客総数は370万6415人、旅行収支の赤字規模は37億4340万ドル(約4260億円)だった。この赤字額は中東呼吸器症候群(MERS)の発生で訪韓外国人観光客が急減した15年7〜9月期を上回り、37億6310万ドル(約4280億円)を記録した07年10〜12月期以来最大となった。

四半期の旅行収支が10年ぶりに最大の赤字を記録したのは、韓国政府が高高度防衛ミサイル(THAAD)配備を決定したことへの報復措置として、今年3月、中国政府が自国の旅行代理店に韓国旅行商品の販売禁止措置を下したことで中国人観光客が急減したためと分析されている。

一方、冬休みなどを利用した韓国国民の海外旅行者は増加している。1月は前年同月比10.9%増の234万3048人、2月は同18.9%増の223万1269人、3月は同23.7%増の194万524人、3カ月合計の海外旅行者数は651万4841人で、訪韓外国人客に比べ約75%も多くなった。

この報道を受け、韓国のネットユーザーからは「国内旅行費用に少しだけ上乗せすれば海外旅行に行けるからね」「国内物価が高いのも問題だ。4泊5日の国内旅行費用で3泊4日の海外旅行が可能だと思う」「国内旅行はぼったくられるから」など、国内旅行と対比した意見が寄せられた。

また、「THAADの威力ってすごいな。配備しただけで中国人旅行客を減少させるんだ」「まあ、中国の報復措置も少し待てば鎮静化するだろう」など、THAADに関する意見もあった。(翻訳・編集/三田)