代理出産で産まれた子供を「肌の色が違う」と突き返す(出典:http://www.bbc.co.uk)

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様々な事情から代理出産で子をもうける女性がいるが、これを違法とし禁ずる国も存在する。このほどイタリアである女がルーマニア人に代理出産を依頼したが、生まれた子供の肌の色が違ったことからその子を返すという事件が起こった。英『BBC』などが伝えている。

ローマ南部のラティーナに暮らす35歳のイタリア人の女(氏名は明かされていない)は、通販で購入したゴム製のお腹を身に着けて友人や家族に妊娠していることを偽っていた。

『Huffpost Italy』が報じたところによると、この女のパートナーは麻薬密売の罪で服役中であり、女は過去に2度の流産を経験しているという。妊娠を偽った理由は明らかになっていないが、女はルーマニア人(25歳)の女に取引を持ち掛け、イタリアでは違法とされる代理出産を依頼した。

ルーマニア人の女は、短期間交際していたマリ共和国出身の男性との間に子供を身ごもっていた。取引ではモロッコ人の男が介入し、イタリア人の女から20,000ユーロ(約250万円)を受け取って、ルーマニア人の女が生んだ子供を渡した。しかしイタリア人の女は、その子供の皮膚の色が異なったことから「肌の色が違うことを周囲に説明できない」として3日後、子供を出産した女に返したのだ。

事件が明るみに出たのは今年2月、役所が「自宅出産した場合の出生届はどうすればいいのか」という問い合わせをこのイタリア人の女から受けたことだった。役所側は必要書類や役所への来訪日について答えたが、結局その女が現れることはなく、再度女に連絡した際にも質問を回避するような様子だったことから疑問をもち、この件を警察に任せたことで発覚した。

違法に代理出産の取り引きをしたイタリア人の女とルーマニア人の女、そしてモロッコ人の男には罰金刑と最長2年の懲役刑が科せられるとみられている。警察の調べによると、生まれた女児はローマで仕事をしている実父のもとにいたが、現在は里親施設に引き取られている。なお、女児の健康状態は良好だという。

代理出産が絡む事件では、イギリスで避妊手術を受けていた母親に代理出産を強要された12歳少女が、継父にレイプされ続けて妊娠、出産したケースもあった。こちらの子供も現在は施設に引き取られている。

出典:http://www.bbc.co.uk
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)