伊ローマの病院で保育器の中で眠る乳児(2012年3月23日撮影、資料写真)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】オランダで先月死亡した不妊治療クリニックの院長が、選ばれた提供者の精子ではなく自分の精子を治療に使用していた疑いが浮上し、このクリニックでの体外受精(IVF)で生まれた子どもとその親計23人がDNA鑑定を求める訴えを集団で起こした。

 疑惑が浮上したのは、ロッテルダム(Rotterdam)に近い不妊治療クリニックで、先月死亡したヤン・カールバート(Jan Karbaat)氏は生前、同氏が院長だった際に約60人の子どもの父親になったことを認めたと報じられている。このクリニックは不正が報じられ、2009年に閉鎖している。

 家族側を代表する弁護士によると、このクリニックで誕生した子どもたちには、精子提供者の目の色は青いのに目が茶色だったり、外見がカールバート氏によく似ているといった疑わしい点がみられるという。

 生前は自らを「不妊治療界のパイオニア」と呼んでいたカールバート氏は、自分の死後、DNA鑑定を行わないでほしいという遺言を残している。
【翻訳編集】AFPBB News