ナイジェリアのイスラム過激派組織ボコ・ハラムが公開した、同組織からの解放を拒んだとする少女の画像。同組織が公開した動画より(撮影日不明)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】ナイジェリアのイスラム過激派組織「ボコ・ハラム(Boko Haram)」は12日、政府との身柄交換の交渉過程で解放を拒んだ少女を撮影したとする動画を公開した。

 3分間の動画には、2014年4月にボコ・ハラムに集団拉致された女子生徒の1人で、マイダ・ヤクブ(Maida Yakubu)だと名乗る女性が黒いベールをかぶって銃を持ち、黒い服を着た他の女性3人と共に映っており、ボコ・ハラムへの忠誠を誓っている。ボコ・ハラムは2009年にナイジェリア政府との戦いを始めて以降、2万人以上を殺害している。

 ビデオには写っていない男性からなぜ両親の家へ帰りたくないのかと尋ねられると、この女性は「彼らは不信仰な町に住んでいるから。私たちは彼らにイスラム教を受け入れてほしい」と答えている。それ以降のビデオの中で女性は、生徒たちが連れ去られた学校がある地元チボク(Chibok)の方言で話している。

 今回の身柄交換でガルバ・シェフ(Garba Shehu)大統領報道官は、少女1人がボコ・ハラムの戦闘員と結婚していることを理由に解放を拒んだと明かしていた。専門家らは他にもボコ・ハラムのメンバーへの共感が生じている少女たちがいる可能性があるとみている。

 3年前にボコ・ハラムに拉致された女子生徒276人のうち先週解放されたのは、82人。この他、57人は拉致直後に逃亡、106人はこれまでに解放されたか発見されているが、113人が依然消息不明となっている。

 ボコ・ハラムは12日、身柄交換でナイジェリア政府から解放された指揮官5人を撮影したものだとする2本目の動画を公開した。その中に登場する男性は、ボコ・ハラムはサンビサ森林地帯(Sambisa Forest)に戻っており、首都アブジャ(Abuja)を攻撃する準備を進めていると語った。

【翻訳編集】AFPBB News