作る側も悩む介護食

写真拡大

トロミ調整食品やエネルギー補給食品などの介護対応食品を製造・販売する日清オイリオグループが2017年4月19日に発表した「介護食作りに関する実態調査」の中で、在宅介護を行っている人の7割近くが介護食作りを大変だと回答し、要介護者(介護を受けている人)に低栄養傾向が見られるとする結果を明らかにした。

栄養が足りているか心配しているが

調査は定期的に行われており、今回が11回目となる。、「要介護1〜3」の要介護者を在宅介護し、かつ介護食を実際に作っている家族100人を対象に2月22日〜23日に行った。 介護食作りを大変だと思っているかという設問では、「非常に大変だと思っている」が29%、「ある程度大変だと思っている」が40%という結果となり、計69%が大変だと思っていることが判明。具体的には「いつも決まった食材になってしまう」が最も多く、「エネルギーや栄養素が足りているのか心配」「どんな食事がよいのか分からない (どのくらい手を加えればよいのか分からない)」といった悩みも続いていたという。

さらに、要介護者のBMIを算出したところ、低栄養傾向を示すBMI20以下の割合は、食事作りを大変だと思っている人の要介護者では42%、大変だと思っていない人の要介護者では23%となっていた。

同社はプレスリリースの中で、介護食の専門家のサポートや口腔ケア、噛むこと、飲み込むことなどに対する介護者の関心を高める必要があると指摘している。