17F1第5戦スペインGPのフリー走行で、撤去車両に運ばれるマクラーレン・ホンダのフェルナンド・アロンソのマシン(2017年5月12日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)に参戦するマクラーレン・ホンダ(McLaren-Honda)のザック・ブラウン(Zak Brown)エグゼクティブディレクターが12日、来季は勝てるマシンを与えてほしいとするフェルナンド・アロンソ(Fernando Alonso)の訴えを受け止めたと語った。この日は再びエンジントラブルに見舞われ、アロンソがサーキットを去ってテニスをする事態も起きたが、そのことについて特に意に介さなかった。

 マクラーレン・ホンダに加入したばかりのブラウン氏は、第5戦F1スペインGP(Spanish Grand Prix 2017)で報道陣に対し、通算2度のF1制覇を誇るアロンソが、チームに個人的な最後通告を出した前日の記者会見を見ていたことを明かした。

「彼は自分でも話していた通り、マクラーレンへの残留を望んでいる。われわれは彼に素晴らしい環境を与えており、彼もそれを満喫している。彼には勝てるマシンを与えていく必要がある」と語ったブラウン氏は、「こうしてバルセロナ(Barcelona)にいて、勝てるマシンを設計する以外に道はないと実感するのはつらいことだ」と述べた。

「ほかのエンジンメーカーが目覚ましい進化を遂げているのを目撃してきた。特に数年前に供給を始めたルノー(Renault)が、現在どうなったかはご存知の通りだ。彼が話していた通り、サマーブレークまで様子をみるということで、われわれは合意した」

 インディカー・シリーズのインディアナポリス500(Indianapolis 500)に出場するため、今月末のモナコGP(Monaco Grand Prix 2017)を欠場するアロンソは、夏が終わるまでにマクラーレン・ホンダが勝てるマシンを供給できるという確信を得られなければ、ライバルチームから来季のオファーを受け入れる用意があると明言した。

 しかし、この日の午前中のセッションでは、母国ファンが見守るなかで再びエンジントラブルによるオイル漏れが発生し、アロンソは一周することもできなかった。

 マシンをピットに戻したあと、アロンソがサーキットを去ってホテルでテニスをしたことについて、ブラウン氏は「そう、彼のセッションは終わったよ」と笑い飛ばすと、「ほかのマシンが周回するのを見ていても学ぶことはないから、彼は疲れを取り、エネルギーを養いたかったんだ。だから、私としては特に問題にはしていない」と話した。
【翻訳編集】AFPBB News