パキスタン・マストゥングで起きた自爆攻撃の現場を調べる治安当局者(2017年5月12日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

写真拡大

【AFP=時事】パキスタン南西部で12日、マウラナ・アブドル・ガフール・ハイデリ(Maulana Abdul Ghafoor Haideri)上院副議長を乗せた車列を狙った自爆攻撃があり、少なくとも17人が死亡、30人以上が負傷した。病院当局者が伝えた。ハイデリ氏は負傷したが、命に別状はなかった。

 自爆攻撃は、バルチスタン(Baluchistan)州の州都クエッタ(Quetta)から東へ約1時間のマストゥング(Mastung)地区で起きた。地元武装勢力と連携し、パキスタンに触手を伸ばしているイスラム過激派組織「イスラム国(IS)」が、事件後に犯行を認めた。

 ハイデリ氏は地元民放「サマアTV(Samaa TV)」を通じて、「私は生きている。アラーが助けてくれた」と語った。「突然の爆発だった。割れたフロントガラスの破片が当たって負傷したが大丈夫だ。運転手と、私の隣に座っていた人たちはひどい傷を負った」

 ハイデリ氏らはイスラム神学校の卒業式に向かう途中だった。学校の近くには治安部隊と爆弾処理部隊が配備された。

 地元政府の当局者と警察高官がAFPに語ったところによると、バイクで近づいてきた実行犯がハイデリ氏の車両近くで自爆したという。

 ハイデリ氏は同国で最も強力な宗教政党の一つの幹部。同党はこれまで、政府と武装組織との橋渡し役を担ってきたにもかかわらず、しばしば攻撃の対象となっている。
【翻訳編集】AFPBB News