中国浙江省の地元紙・浙江新聞によると、ボーイング社初の海外工場となるB737最終工程・引き渡しセンターの起工式が11日、同省舟山航空産業パークで行われた。同センターではB737の組み立てを行うことになる。写真はC919。

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中国浙江省の地元紙・浙江新聞によると、ボーイング社初の海外工場となるB737最終工程・引き渡しセンターの起工式が11日、同省舟山航空産業パークで行われた。同センターではB737の組み立てを行うことになる。

起工式には中国共産党浙江省省委員会の車俊(チャー・ジュン)書記、ボーイング社傘下のボーイング商用航空機のレイモンド・コナー最高経営責任者(CEO)、中国商用飛機(COMAC)の金壮龍(ジン・ジュアンロン)董事長、中国政府・国家発展改革委員会の林念修(リー・ニエンシウ)副主任らが出席した。

中国メディアの第一財経によると、同センターの敷地面積(1期)は40ヘクタールで、組み立て棟、塗装棟、事務棟、検査修理棟、倉庫、消防ステーション、駐機場、滑走路などが設けられる。2018年内に稼働を開始し、同年末までにクライアントへの完成機引き渡しを行う計画で、毎月8−10機、年間で100機前後を生産する予定だ。

欧州のエアバス社はすでに天津市にA320の組み立て工場を建設しており、2016年3月にはやはり天津市内でA320の組み立て工場の建設を始めた。中国は自国の巨大市場を背景に、全世界における航航空機製造業のビッグ2の工場誘致を成功させ経済活性化に結びつけると同時に、商用航空機製造の各種ノウハウに接する機会を得ることになった。

一方で、中国は客席数が100席弱の自主制作のジェット旅客機ARJ21の開発を終え、客席数150席以上のC919の初飛行も5月3日に成功させた。現在のところ、中国が開発したジェット旅客機は米国や欧州連合(EU)の運航許可を得られていないが、将来は先進国市場にも進出する考えであることは間違いない。

中国では、世界の航空機産業について「ABC」という言い方を用いて自国の世界市場への進出を表現することが多くなった。Aはエアバス、Bはボーイング、Cはチャイナ(中国)を指す。(翻訳・編集/入越)