顔や足のむくみは、実感したことがある人も多いはず。実は、腸もむくみ、便秘や肌荒れなどの悩みを引き起こしています。その原因と解消法をご紹介します。

月経不順やインフルエンザにも関係?『むくみ腸』

むくみとは、血液中にある水分が体や手、足などに滞ったもの。飛行機に乗った後に足のむくみを感じたり、塩分の強いものを食べた翌日、顔がむくむのを感じる人も多いはず。同じように、腸もむくむのを知っていますか?

「むくみ腸」とは大腸と小腸がむくんだ状態。腸の疲労によって、水分代謝がうまくいかず、むくんでしまうのです。むくみ腸になると、全身がむくみやすくなるだけでなく、血行不良、代謝の低下などの不調も起こります。また、便秘、肌荒れ、月経不順などにも関係すると言われます。さらに、腸には、体の7割の免疫細胞が集まっています。むくみ腸を放置すると、腸内環境が悪化し、免疫力が低下。風邪やインフルエンザなどにかかりやすくなります。

腸は臓器の中でもストレスに弱い繊細な器官。過剰な水分摂取や水分不足、食生活の乱れ、冷え、運動不足などがむくみ腸の原因と言われています。便秘や下痢などの症状を気にかける人はいても、むくみ腸までケアしている人はほとんどいないのではないでしょうか?
腸の不調を感じる人の半数は、むくみ腸と言われています。下の「むくみ腸セルフチェック」で1つでも当てはまれば、腸がむくんでいる可能性大です。

<むくみ腸セルフチェック>

1、便秘、または、出ても残便感がある
2、肌荒れが治らない
3、寝起きの顔がむくんでいる
4、昨日の疲れが残る
5、太りやすくなった
6、頭痛や肩こりがある
7、平熱が低い(35℃台)
8、月経不順やPMSがある
9、お腹が冷えやすい
10、下剤を5年以上使っている

体を温め、食事は腹8分目で腸をいたわって

やっかいな不調を引き起こすむくみ腸ですが、日頃のケアで改善することができます。

まずは食べすぎをやめましょう。腸は、食べ物から栄養や水分を吸収したり、不要なものを便にして排出するのが役割。食べ過ぎは、消化から排出まで多くの時間がかかり、腸に負担がかかるので、食事は腹8分目に。寝る前の食事も腸を疲弊させます。睡眠時は腸も休ませたいので、寝る3時間前までには食事を済ませましょう。

また、冷えると体が血行不良になるように、腸も冷えると血流が滞り活動も鈍くなり、水分を溜め込んでむくみ腸になってしまいます。体の中心にあたる腸は決して冷やさないように注意を。

軽い運動は、体の血流がよくなり冷えも解消、腸にも適度な刺激が与えられるのでオススメです。滞った水分にダイレクトに働く、腸のマッサージも効果的。
むくみ腸を解消すれば、顔のむくみも解消するそう。取り入れやすいむくみケア方法から、試してみてください。

執筆:月刊『からだにいいこと』編集 -株式会社からだにいいこと