台湾でたばこ値上げ  6月から

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(台北 12日 中央社)財政部(財政省)は11日、行政院(内閣)に6月12日からのたばこの定価改定を認可申請すると明らかにした。これにより、同日以降に出荷・輸入されたたばこが全面的に値上がりする。値上がりしたたばこが市場に出回るのは6月末になる見込み。行政院が高齢化社会対策として掲げた長期介護サービスの充実と強化を図る10年計画が6月から本格的に始動し、たばこ税が財源のひとつとなることを受けた措置。

先月には立法院で、たばこ税を従来の千本当たり590台湾元(2200円)から1590元(5930円)に引き上げる改正案が可決された。1箱(20本)当たりでは平均20元(75円)の値上げとなる。

財務部などによると、現在一般銘柄の販売価格は1箱当たり平均80元(300円)。今後20元値上がりすれば、消費量が約20%落ち込むと予想されるものの、税収は233億元(868億4306万円)余りの増加が見込めるという。全額が長期介護計画の資金に充てられる。

財政部などでは、台湾のたばこ税が販売価格に占める割合は48%で、世界保健機関(WHO)が推奨する70〜80%を下回っていると説明、改正法の施行後には世界水準の60%まで引き上げたいとしている。

(邱柏勝/編集:塚越西穂)