マイリー・サイラスが2015年に発売したアルバム『Miley Cyrus & Her Dead Petz』以来、約2年ぶりとなる新曲を発表。そのタイトルはマイリーとリアムが家を所有する土地の名前「マリブ」で、正直にフィアンセのリアム・ヘムズワースとの恋愛を歌っているんだそう♡

話題になっている「マリブ」は、マイリー自身が「これまでで最も、自分自身をさらけ出している」と認めるアルバムからのリードシングル。<ビルボード>のインタビューではリアムについて歌おうと決めた理由をこう話している。

「リアムとレストランから出るだけで、一方的に話題になっちゃうでしょ。だから、今回は自分たちが主導権を取り返して『これが私の気持ち』って伝えようと思ったの」

ジャケット写真はリアムが撮影

自然の中で、太陽の光を浴びながら微笑むマイリー。ナチュラルな美しさが光るこのジャケット写真は、リアムによる撮影。婚約指輪もキラリ♡

歌詞を本人が解説!

それでは、マイリーが正直な気持ちを歌ったという歌詞を見てみよう。

I never came to the beach and stood by the ocean「これまで私は、ビーチに来ることもなかったし海に向かうことがなかった」
I never sat by the shore under the sun with my feet in the sand「太陽が照らす海辺に座って、足を砂に埋めることもなかった」
But you brought me here「でもあなたが私をここへ連れてきてくれた」
And I'm happy that you did「連れて来てくれてよかったわ」
'Cause now I'm as free as birds catching the wind「だって羽ばたく鳥のように、今の私は自由だから」

マイリーは<ビルボード>の取材を通じて、歌詞についてこう解説!

「私はナッシュビル出身だから、実際にそれまで海へ行く習慣がなかったし、私には無関係な場所だと思ってたの。だけど、今はマリブにいると自由を感じる。イルカを見たり、鳥の鳴き声や子ども達が海辺ではしゃいでいる声を聞くと、『ここが私にとってのパラダイス』だって思うのよ。この歌は、マリブそのものに対する歌じゃなくて、『自分の愛する人や自然に囲まれて、幸せになって』という意味が込められているの」

また、「Next to you, in Malibu(マリブで、あなたの隣にいる)」と歌うサビや、そのあとの「Hoping that you'll stay the same(あなたが変わらないことを願う)」を含むBメロは一瞬で書き終えたそう。さらに、「You explain the current as I smile(あなたは波の話をして私は微笑む)」に関しては、「だって(サーファーの)彼が何を言ってるのか、本当にさっぱり分からないから」とコメントしたマイリーがかわいい!

他にもインタビューでは、「マリブ」を書くことになったきっかけが『ザ・ヴォイス』の初収録までの道のりにあったことを告白。

「私は運転が下手だから、リアムにはいつも『運転しないでほしい』って言われるの。だから、『ザ・ヴォイス』の初収録に向かっていた時も、Uber(タクシーのような民間の配車サービス)に乗ったわ。クルマが海沿いを走っている時に、『ここにいる私はラッキーだわ。連れて来てくれた人がいて幸せ』だって感じて、その場で歌を書き始めたの。それで、すぐにプロデューサーのオーレンに連絡して、パソコンとマイクを持ってきてもらったというワケ。『ザ・ヴォイス』の写真撮影や収録の合間に、トレーラーでレコーディングしたのよ。だから、音質がちょっと粗く聞こえるけど、それはレコーディング場所がトレーラーだったからって覚えといて!」

再び恋に落ちたマイリーとリアム

「マリファナを3週間吸っていないし、飲酒もしてない」と言い、別人のように変わったと話したマイリー。だからこそ 「リアムとはもう一度、互いに恋に落ちる必要があった」と明かした。

ミュージックビデオではとても幸せそうな表情を見せたマイリー。いろいろな衣装を着ているけれど、すべてヴィンテージ風の真っ白な衣装なのは、以前のような過激なマイリーではなく、"ナッシュビル出身のカントリーガール"に戻ったことの表れなのかもしれない。「全てをさらけ出した」というアルバムのタイトルや発売日は未定だけれど、きっと「マリブ」のように「愛」を歌っているはず♡