菱友醸造(株)(TSR企業コード:422025810、法人番号:1100001018600、諏訪郡下諏訪町3205−17、設立大正7年10月、資本金3600万円、近藤昭等社長、従業員10名)は4月25日、長野地裁諏訪支部より破産開始決定を受けた。破産管財人には木嶋日出夫弁護士(信州しらかば法律事務所、岡谷市本町2−6−47、電話0266−23−2270)が選任された。
 負債総額は約2億7200万円。

 大正元年創業の老舗企業で、清酒「御湖鶴」の蔵元として当地区では高い知名度を誇っていた。清酒離れが続き一時は経営難により休業状態にあったが、平成15年に現代表者が営業を再開。地元原料にこだわった酒造りを行うとともに積極的な営業活動を行い、22年には国際サッカー連盟(FIFA)の公認を得て、海外への販売も行っていた。
 しかし、24年6月期には約1億2000万円の売上高を計上したものの、その後は減収に転じ、26年6月期には債務超過に転落。新商品の開発等により業況回復を図っていたが、28年6月期には売上高が約1億500万円まで落ち込んだ。もともと資金力は脆弱で外部資金への依存度が高く、29年に入っても業況は改善せず資金繰りは逼迫し、支えきれず今回の措置となった。