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近畿大学建築学部と宅都ホールディングスは、学生マンションの設計を含む企画提案を学生から募るコンペティションを実施した。結果発表、授賞式は5月18日に開催する。最優秀作品は実際に施工し、受賞した学生は、2月の竣工までプロジェクトに参加する予定。

近畿大学は、2011年に日本で初となる「建築学部」を開設し、建築分野の最前線で活躍する人材を数多く輩出している。ほかにも、マグロの完全養殖に成功したことで知られる近大マグロや、最近でも今年4月にその近大マグロの皮で財布を作製したり、漫画を2万冊以上蔵書した大学図書館をオープンしたりと話題に事欠かない大学だ。

そんな近畿大学が今回、大学の学生マンションを学生自身が設計するという新たな取り組みを行った。近畿大学の付近は、オートロックのない物件やユニットバス設備の物件も多く、軽量鉄骨造や木造も多く見受けられるという。大学生がストーカーや盗難被害などに合うケースも多い中で、オートロック機能などがあれば両親も安心だ。学生の安全を守る大切なマンションを、学生自身が企画、設計できるのは責任重大だが、学生にとっては貴重な経験となる。

建築学部の卒業生は、一級建築士からインテリアコーディネーター、不動産販売、住宅コンサルタントまで 、建築学の枠にとらわれず幅広く就職している。どんな職業に就くにしても、自分自身で設計したマンションを建てるという経験は必ず役に立つだろう。

竣工されたマンションには、家電や自転車などのシェアリングサービス導入を検討しているほか、地域との連携を深めるコミュニティの醸成をはかり、近隣の活性化なども視野に開発を進めていくという。

(瀬尾俊輔)