体調が良いかどうか素早く知りたいとき、体の色や状態を見て判断することがあります。体の調子は外見に現れやすいため、肌の色つや、目や舌の状態などを調べれば、そのときの体調をおおよそで知ることができます。実は爪も健康状態が現れやすい場所であり、爪は健康のバロメーターと言われる所以です。

爪から血液の状態を知ることができる

爪は皮膚の一部で、皮膚が変化し硬くなってできたものです。しかし皮膚とは異なり爪の色は半透明で、爪の下にたくさん通っている毛細血管の色が透けて見えます。よって爪は血液の色を見るのに好都合な場所であり、血液の色から体調が判断できるのです。栄養不足であると血液の色が変わり、また血液の流れが滞っているときも、それが爪の色として反映されます。それから色だけでなく、健康状態は爪の様子や形にも見てとることができます。体の不調のせいでツヤがなくなったり、もろくなって割れたり形が変形してしまうことがあります。このように、爪は体の健康状態がじかに出やすい場所なのです。

爪のチェックをしてみよう

体の健康状態が現れやすいのは爪の色、スジがあるかどうか、そして爪の形です。

●爪の色

健康なときの爪の色は薄いピンク色です。しかし鉄欠乏性貧血などが起こると、白っぽくなることがあります。また黒みがかった赤色や紫色をしているときは、血液の酸素不足や血行不順の可能性があります。

●爪のスジ

爪に縦スジがはいるのは加齢が主な原因であり、40歳頃から増えてきます。逆に爪の横スジがある場合は、栄養障害やストレス、何かしらの体調不良が原因と考えられます。これらが爪の成長時に影響し、爪に横スジを与えてしまうからです。横スジがたくさんある場合は、健康管理に注意しましょう。

●爪の形

爪は3つの層からなっていますが、爪の先の方で、一番外側と真ん中の層が剥がれてしままう状態を二枚爪といいます。二枚爪は乾燥や栄養不足が主な原因です。また貧血が影響することもあります。それから爪がまっすぐに成長せず、スプーンのように真ん中がくぼみ、反り返るような形の爪をスプーン爪と言います。貧血や血行障害が原因であることが多く、甲状腺異常からスプーン爪になることもあります。

綺麗な爪は健康である証拠

爪で健康状態が分かるとは便利ですね。体の末端に位置する爪は、栄養が体の隅まで行き届いているかどうか、血液の状態を見て体調を判断するのに適した場所と言えます。最近は女性はネイルアートをすることが多く、爪の状態が見えにくくなっているかもしれません。綺麗な爪は健康の証です。爪の手入れをするときは、爪の色ツヤなども確認し、健康状態の目安にしてみてくださいね。


writer:Akina