運動の基本といえば歩くこと。健康を気遣ってなるべく歩くようにしている方もいらっしゃるでしょう。ところで歩く速度によって、運動効果が異なってくるのをご存知ですか。せっかく歩くのならば、その運動効果を最大限としたいものですよね。そのためにはウォーキングは早歩きがおすすめです。

ゆっくり歩きよりも早歩きが健康に良い理由とは?

私たちの体の40%は筋肉が占めています。30歳以降になると、筋肉は年々1%ずつ衰えていってしまいます。筋肉を保つためには運動が必要であり、そのための手っ取り早い運動といえば歩くことです。歩くことは健康に良く、歩くことで得られる健康効果はたくさんあります。筋肉を作り、脂肪燃焼できるのはもちろんのこと、他にもうつを抑制し認知症予防するなど、精神的な効果ももたらします。

歩くといっても、その速度は人によって様々。効率よく健康効果を得たいならば、早歩きがおすすめです。最近の研究では、歩く速度がゆっくりであると、筋力や持久力がつきにくいことが分かっています。また普段早歩きをしている人ほど、そして高齢になっても早い速度で歩ける人ほど、ガンや心臓病、糖尿病、さらには認知症などの疾患にかかりにくく、健康寿命が長いことが明らかになっているそうです。

正しい歩き方で健康効果を最大限に!

歩くときの大事なことは、できるだけ下半身の筋肉を使うようにすることです。そのためのポイントは、歩幅を大きくとり、大股で早く歩くこと。ゆっくり歩いたり、あるいは早歩きでも歩幅が小さいと、足をあまり働かせられないので筋肉が十分に使われません。大股で歩くことで、ももの前後の筋肉、おしり、ふくらはぎの筋肉を存分に使うことができます。早歩きは慣れていないと、最初は難しいかもしれません。無理をせずに、少しきついなと感じるくらいの速度がちょうど良いでしょう。

体力に自信がない人でも続けやすい「インターバル速歩」

速歩きに関して、普段あまり体を動かしていない人、また高齢者でも効果の上げやすい「インターバル速歩」が注目されています。信州大学医学部スポーツ医科学講座とNPO法人熟年体育大学リサーチセンターで開発された速歩メソードです。ゆっくり歩きと早歩きを3分づつ交互に行う方法で、合計15分以上になるように行います。

早歩きだけを続けようとすると、呼吸がきつくなり足も疲れてくるので、体力のある人でないと長時間行うのは大変です。しかしゆっくり歩く時間を交互に設けることで、呼吸を整えて体を休ませることができます。そのおかげで結果的には、長い時間早歩きができるようになるのです。インターバル速歩は週に4日以上行うことを目安とします。即効性はなく、効果がでてくまでに時間がかかりますが、続けることで体に変化が現れてくるでしょう。

歩くのに気持ちのいい時期となりました。普段運動をするのがおっくうな方でも、15分のウォーキングならば続けられそうですよね。


writer:Akina