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「コレってどうなの?」がわかる。気になるデジタルグッズの深堀りレビュー。今回は、Boseのホームシアターシステム『SoundTouch 300 soundbar』を使い倒します!

Bose

SoundTouch 300 soundbar

実勢価格:8万1000円



Front



Top



Rear



Side

【基本スペック】

Wi-Fi/Bluetooth(NFC対応)接続対応、Dolby Digital、DTSサポート、4K入出力対応

SoundTouch 300 soundbarってどんなシステム?

音の再現性と上品な佇まいを兼備した先鋭モデル



音楽配信の本格的な到来を迎え、2014年にデビューしたBoseのワイヤレススピーカー『SoundTouchx』シリーズ。翌15年にはBluetoothに対応した第3世代に進化し、昨秋はSpotifyの日本上陸に合わせ、同サービスとの連携機能をも実現させた。

新モデル『SoundTouch 300 soundbar』も、このシリーズに属するが、ルックスも性能も現行他機種とは大きく異なる。

本機はワイヤレスオーディオとホームシアターのハイブリッドシステム。スリムなバータイプの筐体を採用している上に、天面にはガラストップを、フロントにはメタル製のグリルをそれぞれ用い、同社らしいミニマルで上品な佇まいとなっている。

ハイブリッドシステムゆえ、当然、性能面も充実。Wi-FiやBluetooth(NFC対応)を通じて、各種音楽サービスやスマホ内の音楽データを手軽かつ高音質に奏でるのみならず、これ1台で映画やテレビ番組などの映像音声を臨場感豊かに再現。まさに画期的なホームシアターシステムなのである。

【リビングに溶け込むスリムデザイン】



▲写真のテレビ下に設置されているのが、SoundTouch 300 soundbar。スリムな筐体ゆえ、どんなインテリアにも自然に溶け込む。

【愛でたくなる美麗なガラストップ】



▲この価格帯のオーディオ機器では実現し得なかったガラストップ・デザイン。光の映り込みが美しく、所有していることの満足感を与えてくれる。

『SoundTouch 300 soundbar』の使い勝手をチェック



【接続状況が分かるインジケーター】



▲前面にはシステムステータスインジケーターを装備。Wi-FiやBluetoothの接続、機器の接続状況などが分かりやすい。

【シンプルを極めたセットアップと基本操作】



▲テレビとサウンドバーはHDMI ARCで接続するだけとシンプル。HDMIがない場合は光デジタルで接続できるのも便利。



▲テレビやサウンドバーの基本操作は付属のユニバーサルリモコンだけでOK。テレビに接続されている外部機器もコントロールでき、使用時の煩わしさはない。

【専用アプリで音楽を手軽に再生】



▲「SoundTouch app」をスマートフォンやタブレットにインストールすることで、Spotifyをはじめ、インターネットラジオなどの音源を再生可能。UIもシンプルで使いやすい。

『SoundTouch 300 soundbar』のサウンドをチェック



【ADAPTiQで簡単音場補正】



▲サウンドバーの使用前に付属のADAPTiQ用ヘッドセットで、本体を設置した室内環境を測定。ベストな音場に自動補正してくれるので、設定の面倒もない。

【ノイズをぐっと抑えた低音を再生】



▲内部には新たに開発されたQuietPortテクノロジーを搭載。どんな音量でもノイズのない、クリアかつ、しっかりとした低音を体感できるようになっている。

【心地よいサラウンドサウンドを創出】



▲ラウンド形とオーバル形のスピーカーを本体中央に配置。ヴォーカルやセリフの音声がセンターにしっかりと定位し聴き取りやすい。



▲独自のPhaseGuideアレイを搭載。再生音をビーム状に放つことで音が壁に反射し、スピーカーのない場所にも音を送出。包み込まれるような疑似サラウンドを堪能できる。

使い倒しインプレッション

PhaseGuideによる1台完結のサラウンドが頼もしい



『SoundTouch 300 soundbar』を試聴した場所は、約20畳のリビングと、10畳ほどの個室。いずれもオーディオ試聴ルームではなく、一般的な住環境に近いスペースである。

まず、音楽再生において感じられたのは、ヴォーカルをしっかりとセンターに定位させつつ、楽器類は左右や奥から聴き取れるという、立体的な音の広がりによる心地良さだ。とりわけ、Boseが得意とする明瞭なヴォーカルの表現力はこのモデルでも健在。システム本体と対峙している時はもちろん、スピーカーから離れた位置で聴いても、鮮明なヴォーカルを堪能できる。

当然、このモデルはワイヤレス・ホームシアターシステムと謳っているだけあって、映画の音声表現になると、さらに実力を発揮。それも、Quiet Portと、Phase Guideという両技術の恩恵によるところが大きいと実感させられる。

試聴は、映画『アントマン』のブルーレイディスクと、Boseが用意したネイチャー系の映像で実施。まず、Quiet Portの効果により、ドアに激突するシーンやクルマがエンジン音を発するシーンにおいては、明瞭な低音表現を感じ取れた。しかも、Phase Guideアレイによる疑似サラウンド効果は、映像内容にしっかりとリンクした音の空間表現が実現できており、自宅のリビングなどで映画を鑑賞するには十分すぎるほどの実力である。

また試聴時には、オプションで販売される専用のサブウーファー『Acoustimass 300 bass moudule』も接続し、低音の表現を比較。確かに、ウーファーを追加した方が低音の迫力が強まる上に、そのクリア感も一層際立ち満足度は高いのだが、一般的な家庭のリビングであれば、『Sound Touch 300 soundbar』だけでも十分に楽しめるというのが個人的な感想。いきなりフルセットで揃えずとも「低音をもっとパワーアップさせたい」と思ったら買い足すくらいのスタンスでいいだろう。

サウンドクオリティが高く、しかもガラストップとメタルのラップアラウンドグリルが織り成す外観も上品。今後、VODサービスにまで対応が拡がれば、さらに利便性は高まるはずだ。



▲専用のサブウーファー(実勢価格:8万1000円)で、低音をさらに強化できる。ワイヤレスサテライトスピーカーもオプション(実勢価格:3万7800円)で用意。

結論

【ここが○】

・シンプルで美しく、しかもスリムなルックスだから、どんなインテリアにも合わせやすい。

・一体型スピーカーなのに、音の再現性が見事。一般的なリビングならこれ1台で大満足。

・セットアップが驚くほどシンプルで、設置場所の変更も思いのままに行える。

【ここが×】

・Spotifyのみならず、他のサブスクリプションサービスとの早期連携が待たれる。

音楽も映像も、リビングにはこれ1台あれば満足度は高い



5.1chや7.1chのサラウンドシステムとは比較するべくもないが、日常的に手軽にサラウンドを楽しむのであれば、Boseらしいクリアで広がりのあるサウンドで心地良い。Spotifyをはじめ、スマホやタブレット内の音楽も再生でき、1台でバータイプとは思えないほど満足できる。

【SPEC】

サイズ:W978×H57×D108mm 重量:4.7圈‘出力:HDMI出力×1(Audio Return Channel対応)、HDMI入力×1、光デジタル入力×1、Ethernetポート×1、ADAPTiQ端子×1、ACOUSTIMASS端子×1、microUSB端子×1 サポートオーディオ形式:Dolby Digital、DTS、MPEG2-AAC、リニアPCM ビデオソース互換性:4Kパススルー、HDCP2.2

文/木場貞三郎 製品撮影/ 江藤義典

※『デジモノステーション』2017年4月号より抜粋

関連サイト



『SoundTouch 300 soundbar』製品紹介ページ

Bose公式サイト

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