クリス・プラット

写真拡大

 宇宙のお尋ね者たちが銀河を救う姿を描いた大ヒット作の続編「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー リミックス」が、5月12日に公開される。主人公ピーター・ジェイソン・クイル/スター・ロードを演じたクリス・プラットが初来日し、自身と役柄との共通点や、「アベンジャーズ」シリーズに代表されるマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)の一員になれたことへの感謝を語った。

 今作では、9歳で地球から誘拐され、宇宙海賊の一員として育ったいい加減な男・ピーターと、美しき暗殺者のガモーラ(ゾーイ・サルダナ)、毒舌なアライグマのロケット(声:ブラッドリー・クーパー)、前作でメンバーを守るために大破し、25センチまで再生した樹木型ヒューマノイドのベビー・グルート(声:ビン・ディーゼル)、マッチョな破壊王ドラックス(デビッド・バウティスタ)の異色のヒーローチーム“ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー”が、ピーターの父を名乗る男エゴと出会い、再び強大な敵に立ち向かっていく。

 これまで、アイアンマンやキャプテン・アメリカら、強くて頼りがいのある正義の味方を世に送り出してきたマーベル・スタジオ。そのなかで、“もっともヒーローらしくない”と名打たれた男を演じたプラットだが、「もし僕が9歳で宇宙にさらわれていたとしたら、きっとピーターみたいになっていたと思うよ」とキャラクター像に大満足の様子だ。

 「(ピーターは)アウトローだけれど、もろさも持っていて、自分自身でいることに居心地の良さを感じているんだ。第1作ではまだまだ成長していかなきゃいけない部分があって、その変化は今作でも続いている。ちょっと荒くれ者っぽい部分は、僕が大好きな1980年代の役者さんたちのイメージでもあって、それはきっとピーターが憧れた人たちと同じなんじゃないかな。同じ時代の同じ人たちに憧れたというのが、僕と彼の共通点だね」

 原作となるコミックスはあるものの、これまで実写化されたことのないピーターを演じることは「最高だった!」と振り返り、「自由にキャラクター作りができたんだ。自然体で、僕が作り上げたかったヒーローでいられた」と胸を張る。

 プラットは多くのスタントを自ら演じており、「意識を失うようなこともあったね」とあっけらかんと話す。「宙に浮きながら相手を壁に押し付けるシーンを、カメラを回転させて、ワイヤーを付けた僕が相手の上に落ちるような感じで撮影していたんだ。そしたら落とすスピードが速すぎて、本当に落ちて頭をぶつけちゃったんだよ。でもカメラは回り続けていたから、『このまま続けよう、そしたらもうやらなくて済む』って思っていたのを覚えてる。そのシーンは映画に入りもしなかったよ(笑)!」

 危険と隣り合わせのスタントの様子を、テーブルに置いてあった人形を手に取って力説し、すべての質問にユーモアを織り交ぜて答えるプラットは、劇中のお茶目なピーターを彷彿させる。しかし、今シリーズが与えてくれた俳優としてのチャンスについて問うと、真摯に感謝の念を述べた。

 「これまでの役では決してできないような、僕なりのアクションコメディをやる機会を与えてくれた。(ピーターは)自分の性格にすごく近いと思うし、精神をキャラクターに注入して作ることができたんだ。もちろんそんな演技もしたことはあるけれど、こんなスケールや物話では初めてだった。そんな機会を得られる俳優は多くないし、役者としての人生を変えてくれた。すごくラッキーだと思っているよ」

 今では、マーベル・スタジオのアメリカン・コミックヒーロー作品が世界観を共有するMCUに仲間入りし、「アベンジャーズ インフィニティ・ウォー(原題)」(2018年公開)への参加も決定。前作が公開され、この巨大な世界に仲間入りした直後には“大先輩”から連絡を受けたという。

 「まだ会ったこともなかったロバート・ダウニー・Jr.から電話をもらったんだ。彼は僕たち全員のお手本みたいな存在で、『君の質問に答えられる人は世界中でとても少ないけれど、僕は答えられると思う。だから質問があればいつでも連絡して』と言ってくれたんだ。クールだよね! アベンジャーズのメンバーと仕事をするのは素晴らしいよ。クリス・エバンスとは昔から仲が良いし、ジェレミー・レナーはご近所さんなんだ。だから、アベンジャーズはみんなひとつの大家族って感じだよ」

 正統派ヒーローたちのなかで存在感を発揮する“異色のヒーロー”の活躍に、期待は高まるばかりだ。