11日、大きな日の丸を背景に「私日本人でよかった」と書かれたポスターが波紋を呼んでいる。写真は問題のポスター(部分)。

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2017年5月11日、大きな日の丸を背景に「私日本人でよかった」と書かれたポスターが日本で波紋を呼んでいると、韓国・聯合ニュースが報じた。

問題になったポスターには、目を閉じ、ほほ笑みを浮かべる女性の顔が写り、「私日本人でよかった」「誇りを胸に日の丸を掲げよう」と書かれている。日本の報道によると、このポスターが日本で話題になったのは、先月末ごろ「京都のあっちこっちにあったポスター。怖かった」とツイッターに投稿されたのがきっかけという。

話題に上ったポスターは日本全国8万以上の神社が参加する団体「神社本庁」が2011年に6万部を作り神社などに配布したものだった。ポスターが作られた6年前は東日本大震災の直後で、避難所で被災者が整然と並び支援物資を受け取る姿などに海外メディアから称賛が集まっていた。

日本メディアによると、神社本庁の担当者は「日本人は、譲り合いの精神や礼儀正しさを当たり前のことと考えていたが、海外からの称賛を受け、素晴らしさに気付かされた。そうした社会状況を踏まえ、あのコピーを考えたと聞いている。当時は広く受け入れられたようだ」と述べている。

また、このポスターで議論を呼んでいるのが、モデルの女性が中国人だったことだ。中国メディア・環球網によると、北京駐在の米国人カメラマンLane Oatey(中国名:雷恩)氏は「写真は自分が数年前に撮影したもので、モデルは中国人だった」と証言した。神社本庁は「中国人といっても、誰にも被害を与えないではないか」として、モデルが中国人女性であったことについて否定も肯定もしていないという。

この報道を受け、韓国のネットユーザーからは「『日本人に生まれて恥ずかしい』からあえてこのように書いたのでは?」「これって、日本人への悪口じゃないの?」など、逆説的に表現した内容とする意見とともに、「なぜ日本人でよかったの?」とする声もあった。

また、「私も韓国人でよかったと思うけど、こんな言葉はあまり好きじゃない」「韓国で『私韓国人でよかった』なんてポスター出したら批判の的だ」など、ポスターに書かれた言葉が韓国では受け入れにくいとする意見や、「日本が軍国主義に回帰しているような気がする」とする声もあった。(翻訳・編集/三田)