テニス、マドリード・オープン、男子シングルス3回戦。試合に敗れたあと、声援に応えながらコートを去るアンディ・マレー(2017年5月11日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】テニス、マドリード・オープン(Mutua Madrid Open 2017)は11日、男子シングルス3回戦が行われ、大会第1シードのアンディ・マレー(Andy Murray、英国)は、ボルナ・コリッチ(Borna Coric、クロアチア)に3-6、3-6で敗れ、自身のスランプを思い知らされた。

 世界ランキング1位のマレーは、今年1月の全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2017)でまさかの4回戦敗退に終わっただけでなく、マスターズシリーズでは3大会連続で8強入りを逃すなど、ここまで不調が続いている。

 ふがいないプレーで世界59位のコリッチに敗れ、いら立ちを募らせたマレーは、全仏オープンテニス(French Open 2017)の開幕を数週間後に控え、「危機感を持たなければならない」とすると、「敗戦は悪いこととは限らない。だけど、負け方によっては不安や失望を感じる」と語った。

 マレーは先月のモンテカルロ・マスターズ(Monte-Carlo Rolex Masters 2017)でアルベルト・ラモス・ビノラス(Albert Ramos-Vinolas、スペイン)に敗れたものの、バルセロナ・オープン(Barcelona Open Banc Sabadell 2017)では4強入りを果たし、復調の兆しをみせて今大会に臨んでいた。

「バルセロナ・オープンで(ドミニク・)ティエム(Dominic Thiem、オーストリア)に負けたときは失望したけれど、手応えはあった。試合の流れを変えて相手を手こずらせることができたんだ。だけど今回は何もできなかった。しっかり原因を追求し、対処法を考えていく必要がある」

 試合に勝利したコリッチが、予選でミハイル・ククシキン(Mikhail Kukushkin、カザフスタン)に敗れながらも、ラッキールーザーとして直前に大会出場が決定するという思いがけない幸運に遭遇したことは、マレーにとって次戦のイタリア国際(Internazionali BNL d'Italia 2017)への励みになった様子だった。

「テニスでは、あっという間に状況が一転する。ボルナは数日前に予選敗退を喫したばかりだけれど、今は絶好調で8強入りを果たした。物事は急に一変することがあるが、きちんとした考えや正しいアイデアで、自分の置かれた状況を正しく理解しなければならない。チームと一緒にそうしながら、ローマ(Rome)とローラン・ギャロス(Roland Garros、全仏オープン)での改善につなげたい」

 一方、マレーとの対戦成績を2勝2敗としたコリッチは、相手の調子が悪かったことを率直に認め、「彼のプレーはたしかに良くなかった。それは明らかだ。試合開始から気づいていて、それを確信したとたん(自分自身に)『もっと積極的にボールを打ち、彼を動かしてどうなるかみてみよう』と言い聞かせた」と明かした。

 コリッチは準々決勝でティエムと対戦する。ティエムは同日の試合でグリゴール・ディミトロフ(Grigor Dimitrov、ブルガリア)と対戦し、相手のマッチポイントを5回しのぐなど激戦を繰り広げ、4-6、6-4、7-6 (11-9)で勝利を収めた。

 そのほかでは、波に乗っている21歳のアレクサンダー・ズベレフ(Alexander Zverev、ドイツ)が6-4、6-4で第11シードのトマス・ベルディハ(Tomas Berdych、チェコ)を下し、パブロ・クエバス(Pablo Cuevas、ウルグアイ)との準々決勝に駒を進めた。クエバスはブノワ・ペール(Benoit Paire、フランス)を7-5、0-6、6-1で退けている。
【翻訳編集】AFPBB News