9日、ソウル市は、市中心部の光化門広場で、PM2.5やPM10などの微小粒子状物質の対策について話し合う「ミセモンジ(微細粉じん)市民大討論大会」を近く開催することを明らかにした。写真はソウル。

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2017年5月9日、ソウル市は、市中心部の光化門(クァンファムン)広場で、PM2.5やPM10などの微小粒子状物質の対策について話し合う「ミセモンジ(微細粉じん)市民大討論大会」を今月27日に開催することを明らかにした。韓国・ニューシスなどが伝えた。

韓国では最近PM2.5や黄砂などによる大気汚染が深刻な問題になっており、運動会の開催を中止・変更されたり、街中にはマスクを着ける人の姿も多い。

討論会は、ソウル市と市議会、市教育庁、市民団体、韓国大気環境学会、韓国環境分析学会など関連機関が主催するもので、主婦、学生、子ども、専門家、環境団体の活動家など3000人が集まって行われる予定。

オンラインやモバイル投票サービス・mVoting(エムボーティング)を通じた事前調査により微細粉じん問題に関する問題意識を分類し、討論会の基礎資料として使用するそうで、当日は会場にテーブル300台を用意して10人を1グループにまとめ、微細粉じん政策の優先順位および具体的な代案などについて討論がなされるという。その後、オンラインで各テーブルの多様な意見を取りまとめ、専門チームがこれを分析、全体的な討論の流れを直接公開するとのこと。

討論会には朴元淳(パク・ウォンスン)ソウル市長も参加し、市民らと意見を交わして解決策を模索するとされている。

これを受け、韓国のネットユーザーからは「なぜ解決法を市民に聞くの?」「解決法は専門家に聞かなきゃ。まるでお金を払って病院に行ったら、医者が患者に治療法を聞くようなもの」と市民の参加に疑問を呈するコメントや、「そもそも原因は中国なのに、韓国人だけで話し合っても意味がない。周りの目を気にせずに、中国に対して韓国の利益を深刻に侵害してると言うべき。それと、損害賠償についても報告するように伝えて」「中国が問題。微細粉じんは大半が中国から流れてくる。われわれが対策を立てたところで解決するようなものじゃない」と中国にも問題があることを指摘する声が相次いでいる。

また一方で、「子どもたちのためにも参加したい」「何もしないでいたら何も変わらない。とにかく動こう」と前向きな声のほか、新政府に対して「文在寅(ムン・ジェイン)大統領は高高度防衛ミサイル(THAAD)配備も中国の目を気にしてるのに、微細粉じんの話をすることなんてできるかな?」「答えの見えない大気汚染問題だけど、最善の方案が出てくることを期待している」などのコメントも寄せられた。(翻訳・編集/松村)