米ビジネスニュースサイトのクオーツはこのほど、「中国の軍事技術はジョークではなく脅威に近づいている」と伝えている。写真は中国の最新ステルス戦闘機J−20。

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2017年5月11日、参考消息網によると、米ビジネスニュースサイトのクオーツはこのほど、「中国の軍事技術はジョークではなく脅威に近づいている」と伝えている。

1970年代に建造された中国初の原子力潜水艦は、音が大きく潜水時にミサイルを発射できないほどの冗談レベルのもので、現在は博物館に陳列されている。だが状況は一変している。中国の近代的な潜水艦は、その先進的な技術で米国を緊張させており、さらに中国は現在、世界最大の潜水艦工場を建造中だ。

中国の習近平(シー・ジンピン)国家主席が推し進める軍事の近代化計画により、いくつかの分野ではまだ米国に遅れを取るものの、軍事的ハードウェアが潜在的な紛争に挑戦するのに十分なレベルにまで追いついているという兆しが見られる。

中国国営の中国航空工業集団により開発が進められている水陸両用機「AG600」は、ボーイング737とほぼ同サイズであり、海上離着陸用に設計されている。従来の滑走路を使用することも可能だ。設計者の一人はそれを「飛行できる船」と表現している。森林火災での鎮火や水上での救助に対応可能で、水上で20秒内に水12トンを機内タンクに取り込み、消火のために空中散布できる。今年5月には陸上からの離陸試験が、下半期には水上からの離陸試験がそれぞれ予定されている。

中国初の空母「遼寧」は旧ソ連の「お古」だが、中国が初めて自国で設計・建造した空母(名称は未発表)が先日、大連の造船所で進水した。この数年後に正式に運用される空母は通常動力型でカタパルト(射出機)を備えていないなど技術的には米国に大きく及ばない。だがそれはより大きなものへの足がかりだ。第3の空母の建造がすでに始まっている。

3月に実戦配備された次世代ステルス戦闘機J−20(殲−20)のように、中国は戦闘機分野で真の進歩を遂げている。ライバル機とされる米国のF−22ラプターより一回り大きく、燃料を多く積め、より遠くまで移動できる。中国はステルス性能により優れたJ−31のテスト飛行も進めており、空母に艦載されることになるだろう。

1月には最新型の電子偵察船「開陽星」が就役した。複数の目標に対し全天候型の24時間偵察を行うことができる。その発表の際に、中国は6隻の電子偵察船を展開していることを明らかにしたが(米国は少なくとも15隻を展開中)、これは異例だ。こうした情報公開は恐らく威嚇作用を狙ったもので、中国政府は中国海軍が他国による紛争海域での活動を検出できるようになったことを知らせたいと望んでいる。「開陽星」のような船は火力が不足しているが、軍艦よりも危険だ。(翻訳・編集/柳川)