11日、韓国の中央大学の教授が、授業中に「セウォル号惨事で犠牲になった生徒らは恐怖に震えながら死を迎えたのではなく、実は携帯をいじっていた」などの発言をしていたことが分かり、物議を醸している。資料写真。

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2017年5月11日、韓国・京郷新聞によると、韓国の中央大学の教授が、授業中に「セウォル号惨事で犠牲になった生徒らは恐怖に震えながら死を迎えたのではなく、実は携帯をいじっていた」などの発言をしていたことが分かり、物議を醸している。

京郷新聞が入手した録音記録によると、同大学のある教授は3月6日に行われた授業で、セウォル号惨事に関して上記のような発言をした。当時、授業を受けていた学生は「セウォル号惨事とは無関係の話をしている途中、犠牲者らに失礼な発言を平然としたので驚いた」とし、「多くの学生が不快に感じていた」と明らかにした。

同教授は先月5日の授業中にも、日韓慰安婦合意に関して「(元慰安婦の)おばあさんらは裕福でないため、たった1億ウォン(約1000万円)でも受け取っていただろう」との発言をして学生らの反感を買っていた。同教授は「実は慰安婦問題をめぐる日韓の協議で、基本的におばあさんらの立場はそうだった」とし、「政府の立場では、おばあさんらは十分な補償を受けた。しかし、市民団体が間に入り、政府や外交部を苦しめていた」と主張した。

これを受け、ある学生が「教授は市民団体がおばあさんらに考えを押し付けたと主張しているのか」と尋ねると、教授は「おばあさんらは組織化していないため、数人の立場がおばあさんらを啓蒙した。政府の立場からすると、市民団体は間に入ったブローカーと言える。もっと客観的に状況を見ようということだ」と述べたという。

さらに、先月27日の授業では中国人女性をおとしめる発言をしていたという。同教授は中台関係を説明する際、「中国で長く生活した人がこう言っていた。中国に共産主義、毛沢東が入ってきたことがきっかけで女性の気が強くなったと。女性が男性を軽く見ている」とし、「中国の女性と関わるな。しっかり教育を受けた金持ちは全員、台湾に行っている。中国にいる人は全員おかしいらしい」と述べた。当時、授業には中国人学生も多く出席していたという。

自身の発言について、同教授は「学生らの理解を助けるために挙げた例に過ぎない」と説明したという。

この報道に、韓国のネットユーザーからは「そんな人がなぜ教授を?」「無神経過ぎる」「その教授に学生を教える資格はない」「教授が言っていいことと悪いことの区別もつかないの?」「非常識な知識人が多い。これが韓国の大きな問題の1つ」「あきれて物が言えない。人間性を捨てずに生きようよ」「もっとまともな例があったはず」など、教授に対する厳しい批判の声が多く寄せられている。

一方で「全て正しい発言だと思うけど?」「教授は韓国社会が1つの考えしか受け入れないということを知らなかったようだ」「この国では核心を突いたら批判される。正論は心の中にしまっておくべき」との意見もみられた。(翻訳・編集/堂本)