10日、文在寅新大統領が選出された韓国の大統領選挙を受け、米有力紙ワシントン・ポストが「韓国が世界に民主主義の何たるかを示した」と激賞する記事を掲載、韓国のネットユーザーが感激の声を寄せている。写真は大統領選後に広場に集まった人たち。

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2017年5月10日、韓国・ニュース1などによると、文在寅(ムン・ジェイン)新大統領が選出された韓国の大統領選挙を受け、米有力紙ワシントン・ポストが「韓国が世界に民主主義の何たるかを示した」と激賞する記事を掲載した。

10日付(現地時間)の記事は、西側諸国で自由民主主義の危機に対する絶望感が高まり国家主義に注目が集まる中、「韓国は大統領選で民衆の力がいまだ生きていることを思い出させてくれた」と評価した。特に、朴槿恵(パク・クネ)前政権での国政介入事件が明るみに出て以降、7カ月間の政治的混乱の末に政権交代を成し遂げたことこそが「韓国が示した民主主義」だという。

記事は文大統領誕生までの過程について、まずメディアが崔順実(チェ・スンシル)による国政介入の問題を報道、次に朴前大統領の弾劾を求める平和的な市民デモ(ろうそく集会)が続き、朴前大統領にまつわる不正などの捜査が進んだ後に弾劾が決定、そして行われた大統領選で人権弁護士出身である文氏が「反腐敗」を訴えて、変化を渇望していた有権者の支持を得て政権交代が起こったと順を追って解説、「感動的なストーリー」だと結んだ。

この称賛の声を惜しまぬ報道に、韓国のネットユーザーからは感激の声が多数寄せられている。中でも「韓国人であることが誇らしい。大韓民国は世界の民主主義の象徴だ!」とのコメントが最多の共感を得たほか、「人権弁護士とろうそく市民の出会いこそが、難破した韓国の希望だ」「韓国は民主化からたった30年で完璧な民主主義システムを完成させた」「海外メディアの評価ほど客観的なものはないさ」など誇らしげな声が並ぶ。

また、「大統領一人変わると、国の評判や外交も変わるんだね」「大統領交代で国の格が急上昇だ」と変化に驚く声や、「消え去っていた愛国心が込み上げてきた」と自身の変化を語る声も。さらに「民主主義のレベルでは米国を上回ったね。これぞ驚くべき韓国の底力」「あっちは大統領がトランプだから、うらやましがるのも無理ないよ。気持ちはよく分かる」と、米国に対し上から目線のコメントもあった。(翻訳・編集/吉金)